ジェイムズ・ジョイスフィネガンズ・ウェイク」と
ドストエフスキイカラマーゾフの兄弟」を同時に読み始めたので
なんだか分からないがとにかく大変だと思う。
いつ読み終わるのか。
フィネガンズ・ウェイク」は柳瀬尚紀訳のものだが
とにかく訳(わけ)が分からないというより
筋(すじ)そのものがもうはっきりとは分からなくて
それでも音読するように読むとなんとなく面白いというか
ただ移動するのが楽しいように、
ただ文字を追っていくのが楽しいと思ったのは
おそらくこの小説が初めてだと思う。
どこかで会話の回路が閉じると延々少しづつかたちを変えながらループする
うちのばあちゃんとの会話に近いような気もするのは
それが特定のどこかを目指していないというか
それが特定のどこかを志向していない感じがするからだろうか。