ランドリーで乾燥していた洗濯物を回収するべくランドリーに行きランドリーの入り口のサッシを開けようとすると横からおばちゃんがやってきていてお先にどうぞと身振りで示すとあちらもお先にどうぞとのことなのでお先に失礼してサッシを開けてランドリーに入る。私が持ってきた洗濯物の入っている乾燥機の隣の乾燥機におばちゃんは洗濯物を入れていて、私の洗濯物の入っている乾燥機はあと3分、おばちゃんのものはもう終わっていた。車で待っていて乾燥機の回転が止まったのを確認してから降りてきたのだろう。おばちゃんは乾燥機のドアを開けながら、ずっと降ると乾きませんね、というようなことを言っていて、このときはそう気にもしなかったが、たしかに佐賀弁ではなく標準語に近かった。なんだか人なつっこいおばちゃんで、おばちゃんと呼ぶのがいいのか、お母さんと呼ぶのがいいのか、奥さんと呼ぶのがいいのか、むずかしいけども、ともかくおばちゃんは人なつっこく、乾いた洗濯物をたたみながらしばらく雑談をする。たくさん雨が降るけれども大分などに比べると佐賀は災害が少なくて、とか、遠くの親類から、豪雨は大丈夫かと連絡がくる、などなど。もともとはこのへんの出身だが、関西に長くいて、10年前に戻ってきたとのこと。