蚊に足を刺された痒みで4時ごろ起きる。網戸にしていたのに、すきまからやってくるのか。リビングに退避して、ハンモックで寝る。蚊が追ってきたのが、モスキート音で分かる。首のあたりにやってきたので、やみくもに叩いていたら、音が止んだ。しばらくうとうとして、布団に戻る。こうして、日記を公開していて困るのが、日記に書いてあることが本音だと思われているフシがあることで、これはちょっと不思議だ。たぶんギャップがけっこうあるからなおさらなのだろうけれど、現実もネットも本音は本音で、ただたんに、目の前の人に合わせて言い方を変えるか変えないか、の違いだけだ。個別的か一般的かの違いもある。でも、これがけっこう大きくて、ネットでは「目の前の人」っていうものがいないわけだけれど、はなしを一般化していく過程でだんだん具体性がなくなってきて、それに伴ってやたら極端な方に触れることが多いのだけれど、だからといってこれが本音というわけではなく、合わせ鏡によって増幅されているだけで、おそらくどちらかといえば、具体的な「目の前の人」を意識した発言の方が、本音だろうなとは思う。だからといって、本人のつもりとは関わりなく、「ネットの方が本音に見える」ということは変わりないわけで、他人にとってもそうだけれど、自分にとってもそうだ。不思議な現象。言霊?昨日の朝、朝日新聞を読んでいると、香山リカさんの新しい本の広告があって、この人の本は読んだことがないけれど、「しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール」という題名で、もうこれだけで読まないだろうなという感じではあるけれど、その10のルールがちょっと興味深い。1.恋愛にすべてを捧げない 2.自慢・自己PRをしない 3.すぐに白黒つけない 4.老・病・死で落ち込まない 5.すぐに水に流さない 6.仕事に夢を求めない 7.子供にしがみつかない 8.お金にしがみつかない 9.生まれた意味を問わない 10.<勝間和代>を目指さない とのこと。「むかしの」人たちはふつうにこうだったんじゃないかな、とも思える。むかしには勝間和代さんはいないし。