●昨日は携帯電話を落としたけど見つかった。●昨日は携帯電話を落として見つかったけど液晶が割れていた。●昨日は母ちゃんを伊丹空港に送っていったあとに、よなさんちへ行き、そのあと携帯電話(インフォバー2)を落として、次の日に見つかったけど液晶が割れていた。●昨日は母ちゃんを伊丹空港に送っていったあとに、よなさんちへ行き、21時くらいに友達と約束があったので、封筒を出しに行く用事のあるよなさんの車で大阪中央郵便局だったかそういうJR大阪駅の近くの大きな郵便局に行って、そのへんに路上駐車するわけにもいかないので、よなさんが車に残り私が封筒を出しに行くべく降りて、そのまえ郵便局に車で向かっているあいだ私は携帯電話からメールを送信していて、送信したあとにポケットではなく車のシートに座っている右足の太腿と左足の太腿のあいだに携帯電話を置いていて、よなさんと郵便局のところで別れたあと、JR大阪駅方面へ行く横断歩道を渡っているときに、ズボンの右前ポケットにも右後ポケットにも携帯電話がないぞ!と気付いて、ありゃ、ポケットに入れず股のあいだに置いていたから車の中に忘れたな!と思って、どうしたもんかと歩きながら考えて、携帯電話がなければこれから会う友達ともおそらく合流できないだろうし(待ち合わせの駅は決まっていたけれど何番出口かというのは決まってなくて)、どうしたもんかな、自分の番号しか憶えてないしな、、と思案していたら、自分の携帯電話に自分で電話するという携帯電話を落としたときの基本中の基本を全く思いつけなかったことに気付いて、JR大阪駅桜橋口前の4つ並んでいる(うち1つは背が低い。子供用?)公衆電話のいちばん左側(小さいやつ)で電話してみるも誰も出なくて、おお運転中で気付かないんだな、と思いつつ、ではどうしたもんか、気付いて戻ってきたりしないかなと思いつつ郵便局まで戻ってみたりしたが、似たような車はあるものの戻ってくる気配もないので、うーん、こりゃ自分の携帯電話に自分で電話するという携帯電話を落としたときの基本中の基本を全く思いつけないあいだに、よなさんはもう帰り着いていてうちのなかに入ってしまっていたら車の中のマナーモードの携帯電話が鳴っても(正確には震えても)気付かんなあ、ということで、よなさんちへ環状線に乗ってまた行ってみるも、帰ってきていない。うーん、こりゃ困った。となったくらいでたしか22時くらいになっていて、そのへんの公衆電話で自分の携帯電話にかけてみるも応答なし。仕方がないので、環状線ではなく地下鉄中央線にて、友達との待ち合わせの駅に向かうあいだ、稲葉振一郎「経済学という教養 増補」第七章「マルクス経済学への最初にして最後の一歩」を読んでいたら、ぐうぜん前の会社の人と遭遇して、途中で降りていった。その人もアテロームが首筋にできて切って縫ったらしい。ああ、そういや、なんか私と同じようなのができてたな。いまヘッドフォンから流れてきているのは、ANA「WEST」をyoutubeで。エーエヌエーではなくアナ。アにアクセントを置くと全日本空輸株式会社(All Nippon Airways)になってしまうので、ナにアクセントを置くのだろうか。穴の読みと一緒か?みょうに青臭くはあるけど、いいような。PVにオダギリジョーが出ているけれど、もちろんPVのために出ているわけではなくて、メゾンドヒミコのDVDに入っているオマケ映像にANAが主題歌を提供していて、たぶんそういう繋がりの模様。23時くらいにローソンの公衆電話から自分の携帯電話にかけてみるも応答なし。この前には電話をかける小銭をつくるためにからあげくんレッドを買う。1個増量中。再度かけてみると、誰か出る。少なくともよなさんではないおっさんで、いまどこにいるか問うと、大阪郵便局の前で客待ちをしているとのことで、タクシーの運転手のおじさんだった。画面がまっくらやったからほかそうと思うとった、とのこと。どうにかして直接受け渡しをしようと試みるも、客待ちタクシーの列のいちばん前にいるらしく、もう客がくるんや、とのことで、JRの駅員とか郵便局の人に預けられないですか?預けられるんか?そのへん交番ないですか?このへんに交番あるんか?という禅問答を経て、お客が来てしまったため、仕事上がりに交番に届けておくから、名前はなんや?おだです、ということで、とりあえず引き下がる。朝起きて交番に行くと、警官ではなく巡査ではなく巡査部長でもなさそうな、腕に交通整理員やったかそういう腕章をした、元警官らしき初老の男性がいて、んん、ちょっと本署に訊いてみる、電話番号は?携帯会社は?折りたたみか?などの質問をしながら、電話の向こうの人がなにやら確認をしているあいだ、身分確認するもの持ってるか?住民基本台帳カードを、おお、それで十分、ん、電源は入るみたいやけど画面がまっくら?とか本署の人とはなしをしていて、どうやらあるにはある模様。ん、なんか分からんからかわるわ、ということで本署の人と直接はなしをする限り、電源は入るような動きをするものの、画面がまっくら、らしい。タクシー運転手のおじさんもそう言っていた。それで、どっちにしろ本署に行かないとモノもないので、歩いて5,6分の本署に行き、おださん、こうこうこれこれのものをどこそこで何時から何時のあいだに落としました、という書類を書き、あちらのイスでしばらくお待ちください。おださん、ストラップかなにかしてましたか?いえしてません、携帯会社は?ああ、書き忘れてました、AUです、ああ、そしたらたぶんこれで合ってますが、電源は入るような感じなのですが画面がまっくらなんですよ、ああ、液晶が割れてますね、電話はかかったので、中身は生きてると思います、治ればいいですね、ありがとうございます。いまヘッドフォンから流れてきているのは、ANA「NEXT」をyoutubeで。天満橋の古本屋で、名前は忘れたが、というか確認してもいないが、ボードリヤール「物の体系」。うーんちょっと高かったかも。三宮のあかつき書房はもうすこし安かったような、と思ったら、今年の6月に出たばかりの新装版だった。でも中身は一緒。たぶん。ハナ書房に初めて行ったけど、こだわりがあってよい感じ。クレーの「パウル・クレー手稿 造形理論ノート」があって、おっと思ったらすげー高かった。あと、さいきん夜中になると、といってもご飯どきではなく日付が変わったあと、たまに外からニンニクを炒める匂いがしてくるのは何故か?なにゆえか?JRの天満からJRで六甲道まで帰ろうかと思ったけれども、なんとなく歩いて梅田まで来て、時刻を知りたいが時計がなく、そのへんにも時計がなく、お店のなかを外から覗いてみるも時計がなく、意外に時計はないもんだけれど、ビッグマンのところにある時計を見たら16時40分。さっき後ろを歩いていた3人組が、いま何時、四時半、まだ間に合うな、と言っていたのは正しかった。なので、私もどうやら間に合うらしく、JRの昼特切符に間に合うらしく、御堂筋線の改札と阪神電車の改札に接する地下の広場のJR側の階段付近にあるチケットショップで、六甲道まで。昼特ですか?はい。三宮までの値段になりますが?いいですよ。5時までに改札を通ってください。とのことで、うっすら気になっていたことはこれで解決。昼特は17時まで、というのは知っていたけれど、改札を通る時間なのかどうかがいまいち確信がなくて、とはいえ、普通に考えれば、行きの改札を通るまでだ、そりゃ。明石行きの普通電車に乗り、ボードリヤール「物の体系」を読もうとしてみるものの、寝る。六甲道のAUショップで、修理の受付。新人らしき女性にカルテみたいなものを書いてもらう、が、代替機へ電話帳などを移すのは他の女性。この人は確かインフォバー2に機種変更したときのお姉さんだな。安心サポートに加入しているので、液晶だけの修理なら無料でできますが、その他の部品を交換する場合には、別途お金がかかりますのでご連絡差し上げます、とのこと。そういや天神橋筋商店街を歩いているときに、東君から電話があって、液晶は壊れても電話を受けるのはできるので、受けたのだけれど、そのときは東君の声に混じってカツカツカツカツカツという時計のような音がしていた。そしてその液晶の割れ方は、デュシャンの『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』を思い起こさせる、というと嘘になるというか、こういう書き方だと、壊れた携帯が手元にあるときにそう思ったっぽいが、手元にないいま現在そのひび割れのことを思い出して、「ガラス(というより液晶だけど)のひび割れ」繋がりで、そう思うこともできるな、と思っただけのこと。口笛文庫に久々に寄り、ニーチェ善悪の彼岸」を買おうかな、100円だし、と思いながらもやめる。会社帰りの妹と現地集合で近所のうどん屋に行くもお休みなので、ケンタッキーでチキンとかポテトとか辛いチキンとか。お店に入って、いらっしゃいませ!と声をかけられ、ふつうならレジに向かうのだろうけれど、注文の決まっていない私たち兄妹がとりあえず入り口自動ドア近くに置いてあるでかいメニュープレートを見ながら5分ぐらい延々と思案しているあいだ店員さんはレジに待機していて、これじゃ、レジ前で注文に迷って待たせるのと、結局は同じだな、と思う。待たせまいという配慮。私はコンビニのレジにふたり以上並んでいるところにさらに並べない。並んでいる人数が増えたらプレッシャーかな、と思って。そういうときは、買うものを手に持っていても、さも他に探し物があるかのような素振りで店内をうろつく。おっ、そうだそうだ、あれを忘れてたな、という感じで。もちろんあれがなにかなんて知らない。そこまで設定する必要はなくて、私に必要なのは、なにを忘れていたかではなくて、なにかを忘れていたこと。エンツォ・マーリ「プロジェクトとパッション」は2008年8月31日発行予定となっていて、講演会のときのチラシにもそう書いてあって、ほんとに出るんかな、、と思っていたら、2008年10月19日発行予定になっていた、いつのまにか。同じみすず書房からは、2008年10月10日発行予定で、高橋悠治「きっかけの音楽」というのがあるらしい。