あー、コーヒー、こんなコーヒーはコーヒーではなくコーヒー牛乳だと友人に言われたのは、流しになかを軽くすすいで洗って口を開けた状態でひっくり返して(つまりなかの水とかそういうのが流しに流れていくように)ある牛乳パックが倒れて同じく流しに置いてある磁器のコップに当たってコトンと音がしてちょっとびっくしりた。これはいまさっきのことで、言われたのはたしか6年くらい前で、卒業制作の映像作品の音を編集するためにうちに来たときで、3年くらい前に結婚して大きくなったこの友人のおなかを触らせてもらったら硬かったので、次に実家の友達の結婚して1年くらいして大きくなった嫁のおなかを触ったときはあまり驚かずに済んだ。こういう書き方だと結婚すると大きくなるのがおなかのようで、とにかくコーヒーをジーパンにこぼしたので、最初はティッシュでポンポンと叩いていたのだけれど、埒が明かないので、いったん脱いでから、裏側から乾いたティッシュを、表側から濡れたティッシュを、ポンポンとしてから、自室の壁にハンガーで掛けた。今日はそれからイルクーツク2に掲載のほしよりこさんの「ものくるる人」「おれんとこ」を読んで、「僕とポーク」を読んで感じた、この人は漫画家というわけでもなさそうだ、という思いを強くする。「僕とポーク」は漫画なんだけれどもなんだか小説なんだよなあ、「ものくるる人」「おれんとこ」はいい感じのしょうもないところにひっかかってしまうのはいいとして、さらにそれをいい感じにしょうもないまま掬うというかかたちにするうまさがあるよなあ、最小限の努力で最大限に面白い、とかいうと失礼に当たるのかしら。そもそもその前に陳腐なのかもしれない。今日はさっきコーヒー(牛乳)をこぼしたジーパンとみどりのコーデュロイと中学の頃に買って最近おおあれがあったな!と思い出して実家から持って帰って来たカー♥(と、スペースキーはとってもキュートなというか粋な変換をする)のペインターパンツ(というのかどうか)の三つのズボンのどれにするか迷って、私が阪急三宮駅の西口に着いたときには川口君はAPCのあたりにいた。で、そのAPCのあたりに行ってみると川口君がたしかにいた。APCみた?というとAPCみたとのことなので、大丸方面に進路をとり、少し進んで北西に見えてきたビショップみた?というとビショップみたとのことなので、ビショップもやりすごし、南へ進路をとり、ビショップいいのなかったよほしいのがひとつもなかった、とのことで、ほうほうと思う。APCはよくわからん、とのことで、実家に帰ったときにタンスに埋まってたら持って帰って着るけれどそれを買うとなるとあえて買おうとは思わない、という感じということで意見をまとめる。でもビショップにあったブラウンの手袋がよかった、とのことで、たしか17,000円くらいのが7,000円くらいになっているらしいが、もろもろいろんなところに行ってから19時30分過ぎにもう一度行ったときにはその手袋があったコーナー(というか台のようなもの?)自体がないねえ、とのこと。以下そのもろもろについて箇条書きに。1.旧居留地にあるコムデギャルソンに行く。2.その向かいあたりにあるビルにあるジュンヤワタナベに行く。3.ヴィヴォヴァブックストアに行く。4.3のあたりを徘徊していたらいい感じに古びたビルがあってそこの1階の通路が向こうまで繋がっていて、そこを通ろうということで通ってみて洋服屋を通り過ぎて、そういえばこのビルの2階にギャラリーがあったぞと言いながら向こうに出たあたりでギャラリーやってるかなと思い看板が出ているか見てみたが出ていなくてそのかわりといってはなんだが、さっき通り過ぎた洋服屋のものと思われる看板のよこのもうひとつの看板のあたりで、ここケーキがあるよコーヒーはさっき飲んだしとかもうひとつの看板を見ながら相談しあう女子といってもたぶん僕らと同じくらいでも女子というに相応しいというか30代でも40代でも女子は女子でいいと思うのだけれど、そういう女子二人組を見たので、とっさにカフェあるっぽいよ、お茶を飲むならここに行こうぜ、ということを私が提案したら(3の前の時点でどこかでお茶をしようと言ってさまよっていてみつ君に教えてもらった中華街のもえぎという喫茶店が1日2日3日はやっていて今日が休みで仕方なく中華街を抜けてこのあたりに辿り着いていたので)、え、こんな(おしゃれな)ところに行くの、とかなり腰が引けていて、それでも強引に連れて行くと2階のカフェが意外に広くて紅茶の種類もいっぱいあるしチャイの種類もいっぱいあるしカレーもあるし内装もいいしカフェ通の木下さんに教えてあげたい。私はジンジャーチャイを頼み、川口君はいつもホットコーヒーしか頼まない。栄町ビルディングのギャラリー開のあるフロアのカフェです。いま調べたらRAI CAFE exotique (ラーイカフェ エキゾティック)というところらしく、たまに覗くエキュイブという神戸情報のサイトに紹介ページがありました。http://www.equiv.net/shop/data/sk024/index.htmlといっても、おしゃれなカフェに行こうとも、決して会話や容姿がおしゃれになるわけではない。5.ミント神戸を目指す。6.その途中であかつき書房に行きその足で後藤書店に寄るももう閉店なんだよ〜とじいさんに言われる。7.アーケードを出たところで地下道に入る。8.ミント神戸に到着。9.エスカレーターに3階分乗る。10.ビショップとタワレコに行く。クラシックの座って聴ける試聴コーナーで椅子の肘掛けに座ってDSをする小学生の横に座ってモーツァルトを聴く。11.ミント神戸を出て串カツのまことに行く。12.久しぶりの串カツは美味しい。13.キャベツも美味しい。14.レンコンが美味しい。15.私はビールを一本、川口君は2本飲む。串カツは一律80円でビール中瓶が260円でそれぞれお会計は1,000円ちょっとすぎくらい。16.まことの向かいのサンパルにある超書店MANYOだったかそういう名前の古本屋に行ってみようとしてエスカレーターのシャッターが閉まっていたので怪しいとは思いつつもエレベーターに乗ったら3階のボタンが押せなくてというか押してもなにも起きなくて、超書店MANYOだったかそういう名前の古本屋は諦める。17.川口君が手袋買おうかなとのことなので、もう一回大丸の方のビショップに行くことにして、その道すがら中平卓馬についてひとしきり。ちくま学芸文庫の素晴らしさについてひとしきり。18.ビショップに行くもブラウンの手袋がない。19.ジュンク堂に行くも「なぜ、植物図鑑か―中平卓馬映像論集」はない。でも近所のブックファーストにたぶんある。20.ついでにジュンク堂の地下にあるHMVに行く。DJKAWASAKIというその人は知らないがその人のPVがその人のCDの入っている試聴器の前のDVDプレイヤーで流れていて、その人のCDのジャケとかPVに出ている女子がだいぶ前に会社に勤めているときに資料として大量に置いてある雑誌で見かけたことのある非常に可愛い藤井リナという女子で、川口君に紹介する。川口君にも気に入ってもらえたようで、いいでしょ、と言うと、なにその言い方?いいでしょ、おれの、これ、みたいな。とのこと。藤井リナさんはスザンヌさんにちょっと似ていて、スザンヌも可愛いよね、とのこと。そのあとユニクロに行ってみた折りに、私の女性の好みの共通点は「透明感」だとむかしからいろんな人に言われるけれど別にそういうわけでもない(にんげんなにかしらいいところがあるのでそれでいいじゃないですか、という気持ち)、ということと、相武紗季さんと長瀬智也さんの交際についてひとしきり。どうなの?と問われたので、まあいろんなところに行ってまた戻って来たらいいんじゃない、と言ったら、港か!とのこと。