寒くなってきた。近所のセキュリティなしの無線LANスポットをいくつか発見。座れる環境のものはまだ見つからない。散歩しながら接続。一昨日は風呂で、テッド・チャンあなたの人生の物語」のなかの「理解」を読む。面白い・・けど、少々だるい。寝る前に「ゼロで割る」。風呂では世界紛争地図っていう新書もすこし読む。いまやってる連続テレビ小説の番組宣伝を見ていて、朝ドラのヒロインらしいヒロインだなと思う。素直で元気で前向きでお節介でなんにでも首を突っ込む、みたいな。持ち前の明るさで周りを元気にしていきます、みたいなことなんだろうな。ポジティブ志向をなんとなく胡散くさく感じるのは、それが自己暗示のように見えるからかも。〜のように、というか、ずばり自己暗示なんだと思うけど。気分を制御することで行為も制御する。自己暗示じたいは別に胡散くさいこともないんだけど、なんか嫌な感じなんだよな。ワーカホリックみたいな感じ。頑張り中毒。前向き中毒。ワーカホリックと同じく周りに悪いプレッシャーを与えることがあるから嫌な感じを持つのかしら。良い影響を与えることもあるやろけど、人によっては。ポジティブ志向の集団的強要なんかは最悪だな。若い会社とかでありそう。あとなんというか、どんな場合であれ、自分一人の「自分のやりたいこと」なるものに、自分の自尊心とかアイデンティティとか生きがいとかそれに類するものを賭けるのは、不幸なことだと思う。自分のやりたいことを諦めるな、とかよく言うけど、やりたいことの追い求め方によっては、閉じたループに落ち込んでしまって、不幸なことになるだけのように思える。生真面目な人ほどしんどくなりやすいらしい。それと、ちょっと思ったけれど、組織だった活動は官僚的になるもんなんだろうか。関わる人が増えれば増えるほど全体の統一性と品質の問題が大きくなるが、ルールや理念でガチガチに縛る方法はどうも気にいらない。コントロールしたいのであれば、コントロール可能な信者だけ相手にするというやり方もある。多様性を担保できない組織設計であるのならなおさら。そのへん、余所見の集まりはこの問題について意識していると思う。