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野矢秀樹「ウィトゲンシュタイン論理哲学論考を読む」を
読了する。
ウィトゲンシュタインは論理哲学論考において
哲学の全問題をその回答不能性によって
解決というより解消しようとしたらしい。
音楽の全問題を解決でも消滅でも解体でもなく
解消しようとしているのかもしれない。
フィールドレコーディングは写真でありレディメイドであるようだ。
そしてその「客観性」とそれに付随する「非音楽性」という幻想は
そろそろというか、いい加減取り除かれなければならない。
そしてそれを反転させて、音楽の「主観性」という幻想も
そろそろというか、いい加減取り除かれなければならない。