市長選や市議選の期間中、人と話しているとたまに聞こえてくるのが、地元の市長や市議が、その地元出身でないとダメだ、イヤだ、というお話なのだけれど、この気持ちは分からなくはないけどあまりよく分からなくて、まずひとつに、これは「内集団びいき」という人間の心理的偏りから来る気持ちであって、情動は満足するかもしれないが理にかなっているかどうか不明なこと、ふたつめにそもそも自分がどこに生まれるかは、自分にとっては「たまたま」「偶然」なわけで、私にはそこにこだわる理由がないこと、みっつめに、市長や市議って、その市町村の長所・短所をどのように認識していて、それらを今度どのようにしていくつもりかが重要なので、そこだけで判断したらよいのではないかということ。