陶器市が4/29から5/5まであって、テントの撤去が5/7で、とりあえず5/7までにもろもろを事務所と倉庫と家の方に持ってくる。そういえば、商人の家系だったと思った。明治42年にひいじいちゃんが志田陶磁器株式会社というのをつくって、じいちゃんの兄ちゃんがやっていて、じいちゃんは大学を出て先生をしていて学者になりたかったそうだけれど、結核になりずっと寝ていて、でも寝ていたので戦争には行かなくてすみ、その後は会社を兄ちゃんとやっていた。定年後は方言の研究とか葉隠の研究とかいろいろやっていた。午前中は畑をやって、午後に研究。なんというか、家系というか血というか、そういうもので言い表されている、「環境」みたいなものの影響を感じる。血というより単に環境だな。向き不向きでいうたら商人はそんな向いてない感じがする。じいちゃんもそうだったんだろうなと思うが、実際どうだったかはわからない。商売というものに興味はあるが、それは実際的な興味というより、考え事の対象としてのそれであって、商売によってなにかをなそうとか商売でもうけたい、みたいなのはまったくない。商売ってなんなんだろう、というのだけがある。生産者と消費者の関係や、売り手と買い手の関係も気になる。これらが柔軟で対等な関係にならないと、つまらなくなる一方だ。