ミスチルの「エソラ」って曲がなかなか好きです。最初聴いたときは、なにこのイントロ?(のヴィブラフォンみたいな音)って思ったけど慣れるもんで、とはいえ何回聴いても歌い出しの歌詞が「水をこぼしてる、からっぽの生き物、無意識にいつも刻んでいる」って聞こえる。Nuのタワレコのテクノコーナーにakufenakufenって名乗る前に出したCDがあって、市長期、視聴木、試聴機に入っていて、なんやったかな、なんとかスコット。david scott「sex machine」。ジャケがまたすごい。→http://img.ipmlog.com/20081226_528027.jpg リリースは2000年。名義名、タイトル、ジャケ写もろもろの微妙さは、たぶん、わざとで、わざとじゃなくてもわざとだと思わせる何かがある。だいたいバックの赤い布と人物は合成だし、ジャケの人物をスコットだと思わざるをえないし、なんなんだか。1曲目は、ピポポパ(電話をかける音)、プルルルル、プルルルル、プルルルル、ガチャ、ハァァイ、マァイネェエムイズスゥコット、デェビッットスゥコット。エェンドアァイラビュウ。と変にねっとりした声で言って、キックが入る。バカバカしい。あさては、と思っていたら、明日、というか日付は変わっているので今日だけど、これがある。と書くと独り言ふう。あります、と書くと告知ふう。ありますね、と書くと呼びかけふう。誰にかは分からんけど。

Manfred Werder
2009年2月17日(火) 20:00 -
会場:FLOAT (http://float.chochopin.net/)
入場料:2,500円


1965年生まれ、チューリヒ在住。ヴァンデルヴァイザー楽派の作曲家、Manfred Werder の来日による、作曲家・演奏家 竹内光輝とのデュオでのコンサートです。


曲目
Manfred Werder : 2005 (1)
Manfred Werder : 2008 (3)
竹内光輝 : 々


出演
Manfred Werder
竹内光輝


協力
pro helvetia swiss arts council

最近のお風呂読書では隈研吾「負ける建築」を再開。デカルトの「方法序説」は帰りの電車で読み終わる。でも、第一部より。

哲学については、次のこと以外は何も言うまい。哲学は幾世紀もむかしから、生を享けたうちで最もすぐれた精神の持ち主たちが培ってきたのだが、それでもなお哲学には論争の的にならないものはなく、したがって疑わしくないものは一つもない。これを見て、わたしは哲学において他の人より成功を収めるだけの自負心は持てなかった。それに、同一のことがらについて真理は一つしかありえないのに、学者たちによって主張される違った意見がいくらでもあるのを考えあわせて、わたしは、真らしく見えるにすぎないものは、いちおう虚偽とみなした。

『いちおう虚偽とみなした。』っていうのがよい。いちおう。末永史尚さんのブログで水害の被害を受けた作品の写真をみて(http://d.hatena.ne.jp/kachifu/20090215/p1)、「作品が不慮の事故で破損した」つながりで、デュシャンのガラスのやつ、なんて作品名だったか、独身なんとかの機械がどうちゃら、という作品が運搬中にヒビが入ったがそれも込みで作品ということになっている、というエピソ−ドを思い出した。デュシャンはその偶然をむしろ喜んだらしく、だからこそそのヒビも込みで作品という受け取られ方をしているわけだけれど、とはいえ「意図しなかったこと」がアリになる、っていうのはその文脈・状況にもよるし、それがのっかる支持体にもよる。なので、無邪気に「無意図」を志向したり愛でたりするのはとても危険だと改めて思う。意図しない意図っていっても、「意図しない意図」を意図してるじゃん、というツッコミもある。いま調べたらガラスのやつの作品名に機械って言葉ははいってなかった。そして、もちろんのこと、末永さんの作品といま書いた無意図のはなしは関係がない。いまヘッドフォンから流れているのは、Mr.ChildrenYouthful Days」をyoutubeで。って文法がおかしい気もする。むかしになんかのドラマの主題歌で、お菓子屋、というか、パティスリー(パティスリーだって!)のはなしで、タッキーと藤なんとか直人、藤田直人じゃないな、思い出せないな。藤川じゃないし、藤木直人だ。ナオトじゃなくてナオヒト。いま「藤木直人 Youthful Days ドラマ」でググってみたら、「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」というドラマの主題歌だったことが判明。どうでもいいけど。どんなんやったかな。たしか3人くらいお菓子職人がいたんだ。タッキーは見習いみたいなんで、藤木さんは天才パティシエ。もうひとりは誰だっけ。誰かいたよな。あとヒロイン的な女子も。ん、これってマンガ原作か。知らなんだ。ほほう。ああ、ヒロイン的女子は小雪さんか。いたようないなかったような。阿部寛さんと椎名桔平さんも出てたらしい。そういえばそうだ。本来なら「しいなきっぺい」のところを「きいなしっぺい」と呼んでもなんとなく椎名桔平さんを指すが、微妙な違和感もある。