いつもいつも思ってきたことで
これからも思い続けるだろうことだが
私は天才でも天然でも仙人でもないので
とにかく考え続けないといけないということで
ぱっと何かを成し遂げたり
そういうことは有り得なくて
こればっかりは譲れないというか
いろいろ見ていろいろ考え続けないと
私の世界は広がらなくて
天才も天然も仙人もいてもいいけど
私はそうではないというだけで
かといって天才も天然も仙人も
あまり見たことはないけれど
いつぞやのFBIで初めて見た
高橋悠治の演奏はすごかったが
なんというか
そういうすごさを簡単に分かりやすく
天才とか天然とか仙人とかの言葉で
その人だけに集約させるのはおかしくて
かといって時代の背景とか歴史とかそういうものを
持ち出すのもなんだか危なっかしいが
芸術そのものがすごいのだとすると
いろんな人がいることでまたいろんな人が
そのすごさをいろんな視点で見ているとして
ただそれだけだということはできないだろうか
とか書いているととても抽象的だけれど
具体的で個別的な部分をまさに捨象してしまって
抽象的で一般的な思考になるのは私のくせで
これが良いのか良くないのかは良く分からないが
具体的で個別的な部分を根気良く整理していくのも
楽しいということがごく最近分かってきたが
それはそれで結局いつまでたっても終わらない。