仕事中、倉庫ではNHKラジオをかけているのだけれど、さっき「マニアさんの部屋」というコーナーがやっていて、ルチャ・リブレマニアの女性がゲストでやってきていた。最初は仮面ライダーから始まり、漫画のマスクヒーローを経由して、ルチャ・リブレに至ったらしいけど、ともかくマスクマンが好きらしい。なんというかな、なんでだか分からないがとにかく好きだという、正(プラス)の執着のエネルギーはときにそれを好きでもない人にもなにか元気を与えたりする。けれども、こういう(マニアの)執着エネルギーって、執着すること・なにかを偏執的に好きであること、を外側から否定・抑圧し続けられると、やはりひねくれてしまって、執着を表現しなくなるというか、これがどうしても好きで執着しているんだということを言えなくなり、それを言える間柄だけを求めるようになってしまう。で、これはその間柄の外にいる人たちにとっても、不幸なことなんではないかなと思わなくもない。最初に書いた、なにか元気をもらうことがある、ことがなくなるわけであるし、なによりみんなの執着の表現が抑圧されてしまうわけだし。これはあまりよろしくないような。まあ自分の執着をどの程度、外に向かって表現したいかというのもあるけども。個人的に執着している方が合っている人もいるだろうし、この執着をみんなと共有したいという人もいるだろうし。執着にある程度寛容な社会がいいなあと思う。けれども、他人に危害を加えたりするタイプの負(マイナス)の執着、ストーキングとか、をどう解消というか、なだめていくか、付き合っていくか、という問題もある。負の執着に対してただ単にダメ!といっても解決しなさそうだし、正の執着に向き合うやりかたが負の執着にも応用できるような。