習慣って不思議だ。習慣になった(習慣にできた)ことは自分のなかにどんどん定着していくし、習慣にならなかったことは自分のなかからどんどんなくなっていく。ちょっとまえ、夜ふろに入るまえに時々ちょっと走ったりしていたが、「気が向いたとき」だけであったので、いつのまにか「おっ、走ろうか」と思うことがなくなってしまった。ばあちゃんとこに行くのは毎日の習慣になっているので、毎日だいたい18時くらいに出かけて、マクドナルドとかスーパーの駐車場とか喫茶店で50分ほど本を読んだのち、19時くらいに着くように向かう。はっきり言ってふろのまえに10分くらい走る方が楽だと思うのだが、毎日の習慣になってないので(いまのところ)、ふろの前に「走るかな」と思うこと自体がもうない。思い出しもしなくなる。これ、人と人の関係にも言えるのかもしらん。たとえば、家族は家族ゆえに結びつきがあるのではなくて、ただたんにお互いが自分の意志とはほぼ関係なくしょっちゅう顔を合わせる・やりとりをする環境・状況にいるから、それが習慣のようになり、結びつきが発生するということっぽい。もしそうであれば、家族であろうがなんだろうが、顔を合わせる・やりとりをする環境・状況に(または習慣が)なければ、結びつきは薄れてなくなっていくということになるのかしら。