この前の日曜日、じゃない祝日の月曜日やったか、いや1月4日だ。事務所でなんかの作業をしてたらば14時ごろ親父に母ちゃんから電話があり、なにやら変な子が来てるからちょっと家に来て欲しいとかいうことで、行ってみるとひとりのじゃっかんヤンキー気味の男子高校生がいて、近所の家の次男のところに遊びに来たがその家の人がいなくなって、自分の家に帰るすべがない。ついては、家まで送っていってくれまいか、と訪ねてきたらしい。来るときは自分ちの親に送ってもらったらしい。なんだかわからないが、車で自分ちまで送っていってくれと、見ず知らずの家に訪ねてくるのはなかなか面白いので、ご所望どおり、車で送ってあげた。秘宝館の近くまで。工業高校の建築科に在籍とのこと。図面とか引くやつ?と聞くと、そうです、とのこと。あと、なんというかですね、ウェブでの個人の情報発信がどうとかいうのが発展して、不特定多数からの視線、あるいは他人からの評価にさらされるのを当たり前のこととして内面化した結果、誰もがなにかしらの「パフォーマンス」をし続けているような感じがします。誰も見てないとしても、誰かが見ているかもしれないという気がする。社会的な役割とかキャラとかとは別の次元で、常時「演じている」感じがある。パノプティコンのシステムが、実際に見張りがいるかどうかとは関係なく、見張られている"かもしれない"というプレッシャーを常に感じさせることで、人間の行動をコントロールするのと似てるというか、違う言い方をすれば、私たちの人生がカメラなしの、または自分のなかにある想像上のカメラで撮影される、自分が出演し自分だけが見るリアリティショーになってるような感じがしなくもないというか。これをまた別の言い方をするなら、みんなが芸能人化している、とでも言えるような気がする。