昨日たまたま立ち寄った古本市場で、高原基彰現代日本の転機ー「自由」と「安定」のジレンマ」、樋渡啓祐「「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論」が隣り合って並んでいたのでセットで買う。樋渡さんは実家の隣町の市長。隣町じゃなくて隣の市だな。昨日、新藤宗幸「市民のための自治体学入門」を読み終えて、今日、ジジェクの新書「ポストモダン共産主義ーはじめは悲劇として、二度めは笑劇として」を読み終えて、あとこのまえ小浜逸郎「「弱者」とはだれか」を読み終えて思ったのは、というか読みつつ思っていたのは、東日本大震災に対する非被災者(という言い方が良いのかどうか、良くはなさそうだけど)の行動には「弱者」の問題が関係している。地震によって突如「被災された方々(被災者)」という「弱者」が巨大な規模で発生し、各種メディアによって可視化あるいはイメージとして増幅もされて、いきなり日本中の全ての被災しなかった人々が「弱者」の問題を突きつけられて戸惑ってしまって、自分の態度について考え込んでしまったり、とりあえず気遣い(遠慮)してみたり、とりわけ普段から「弱者」に意識的な人は救うべき「弱者」の規模に圧倒されて「なんかせな」と「無力な自分」の往復で疲れたり、いろいろだったような気がする。あと、パターナリズムという概念が気になるが、パターン主義、ではない。ハッピーパウダー濃くって幸せ!の濃いめのハッピーターンはたしかに濃かった。樋渡啓祐「「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論」は風呂で一気に読んだ。近所のバス停のところにある商店のチェリオの自販機でジャングルマンというジュースを買う。