17時30分ごろ、クリーニングの引き取りと買い物に出る彼女と一緒に出る。私は梅田経由で六甲に帰る。タワレコに行ってみるが、なんも買わない。音楽聞きたいという気持ちがそんなにあるわけではないけれど、ちょっと行ってみた。テクノコーナーしか見ないけど。キリンジのライブ音源入りシングルが出てた。ジェイポップコーナーもちょっと見る。梅田に向かう地下鉄のなかからアイポッドタッチで落語を聞く。枝雀の「七度狐」。桂文珍のを聞いたことがある。オウテカの新しいのが出てる。ワレイカというユニットがパーロンから出したのを試聴。すこし気になる。scubaというひとのアルバムをだいぶ前に試聴して気になっている。youtubeにまるごとあるので聞いてみるが、そんなにあれかもしれん。いま、ワレイカマイスペースで「Belonging」という曲を聞いている。なんちゅうか、コブルストーンジャズがいわゆるクラブジャズっぽいのに対して、なんというかファンクっぽいのか、泥臭いちゅうのか。コブルストーンジャズはしゅっとしすぎて逆にダサい感じもあるから、ちょっと泥臭いくらいの方がカッコいいのかもしれないが、「ちょっと泥臭い方が」というのがすでにダサいともいえる。あっ、大きな違いがあるわ。ワレイカの方にはボーカルが入ってる、大々的に。ムーディーなボーカルというか。なんちゅうのかな、こういうのは。わからん。メンバーのひとりはボーカリストでもあるっぽい。ああ、ワレイカのボーカルの入っているやつをいま聞いていて、なんとなくエルヴィス・プレスリーを思い出すな。あと、彼女んちの近くの99ショップで、正式名称は違うけどたぶん、いつも流行の歌、流行してるかどうかは分からんけど、流行というよりただ単にメディアで流れてるだけかもしれないけど、僕が総理大臣になったら〜みたいな歌詞の歌がよくかかっていて、なんちゅうかこれはわりかししんどい。あああーー、いま「僕が総理大臣になったら〜」でググったら、バンド名と曲名が分かって、歌詞全文が載っているサイトを見つけ、そのあとyoutubeで見てみたら、これはもう最高にしんどい。すごいな、これは。今年いちばんのしんどさだ。トイレの女神様がどうとかの歌を超えたな。もう冒頭聞いただけで、それ以降聞けないもん。一時停止中。もう再生できない。再生ボタンをクリックできない。すさまじい、独りよがりが。自己陶酔ともいうか。極度に感傷的ともいうか。ウィキペディアによると、このバンドは、『「年間3万人も出る自殺者を1人でも減らしたい」という想いから、徹底的に「生」に対して肯定的な態度を貫いている。』とのこと。だから「歌」って嫌いなんだよな、と思う。個別の歌とか歌を歌う人に対してどうこうはないし、どうこう言ってもしょうがないし、いいなと思うものもたくさんあるんだけれど、歌っていう形式には危険が含まれているようにも思える。オレがオレが、ばっかりだ。それも、ダイレクトに「オレ」がやってくる感じ。ぜんぜんこっちの都合考えずやってくる「オレ」。なんだろうな、たとえていえば、新興宗教にはまった人が誰彼かまわず執拗に勧誘してくる感じ?地下鉄に乗っているあいだくらいから、断続的に、9月の齋藤君の件について考える。演奏を展示というか、演奏の主体がいない状態で演奏、みたいなことっぽいので、そもそも演奏ってなんなんだろうと思う。楽譜・指示と演奏・リアライズ(現実化)という対で考えていいのか、どうなのか、とか。まあほぼその対でどの演奏、どの音楽も、把握できるとは思うけど、演奏のやり方もしくは演奏するってことしかなくて、そもそも再現するべき楽譜も、従う、もしくは読み解くべき指示もない場合・事例もあると思う。いや、あるかな。ないかな。分け方によるか。トイレで、よなさんから借りたグレッグ・イーガン「しあわせの理由」という短編集に入っている「ボーダー・ガード」という短編を読み始める。この短編集をおとといまで借りていたなっちゃんが量子サッカーってなんなん?みたいなことを言っていたので気になって。同じ要領で、量子バスケとか量子バレーはたぶんできる。量子野球はムリっぽい。量子剣道とか量子ボクシングはどうなのか。「THE 米朝」のDVDで「本能寺」を見る、というより、聞く。別の作業をしながらだったので、映像はあまりちゃんと見てなかった。