ばあちゃんの兄ちゃんの奥さんの葬儀が始まるのを斎場に入って座って待っているあいだピアノの音楽が流れていて、なんか聞いたことあるなと思ったら、ユニット名も曲名も思い出せないがジャニーズの曲だった。たしか亀梨っていう人ともうひとりの。ググる修二と彰青春アミーゴ」らしい。12時に始まって13時くらいに終わったが、ちょうど退場するくらいにもまた同じのが流れていた。葬儀が始まって坊さんが三人でてきて、それぞれシンバルみたいなの担当、ちいさい太鼓担当、小さい鐘担当。お経は三人ともよむ。バンドみたい。リーダーは真ん中に座っている鐘兼お経の坊さん。坊さんのところにはマイクが立っていて会場のスピーカーから増幅された音と声が出ている。始まってしばらくしてどこかから携帯の鳴る音が聞こえる。左隣に座っている名古屋のおじさんが、おっ携帯切っとかんとなという素振りで携帯を取り出し電源を切る。切るときに電源が落ちるときの音が鳴る。ピロピロピロピーンみたいなやつ。右後ろからも同じような音が聞こえる。しばらくすると右隣の90歳近いかというくらいのじいちゃんが携帯を取り出し横にして構えている。なんだろうと思っていたら、葬式の様子を撮っているのだった。そのじいちゃんは常に手が震えていたので、撮った画像はブレてるだろうなといま思った。魚津郁夫「プラグマティズムの思想」は第10章「ミードと自我論」まで読み進む。「i」と「me」のはなしが面白かった。