のど風邪に罹患。安静。先日、タワレコ電気グルーヴの新曲が出ているのを知ってジャケをチラッと見た。PVも流れていて素人っぽい女の子が踊っているやつだった。先日、「空中ブランコ」(http://www.kuchu-buranko.com/)っていうアニメにぐうぜん遭遇。オープニングテーマが電気グルーヴの「Upside Down」でエンディングテーマが「Shangri-La (Y.Sunahara 2009 Remodel)だった。原作は奥田英朗という人の小説らしい。精神科医・伊良部シリーズの第2弾。第131回直木賞受賞作。wikipediaより。「○○○○(職業)・○○(人名)シリーズ」ってよく見るな。火サスか。特徴としては・・、実写とアニメが混ざってる、というか、実写を加工してアニメに混ぜてある。とにかく室外・室内問わず風景が派手。人物も派手。草間彌生的なドットやさまざまな補色で埋め尽くされている。主人公・伊良部には3つの姿がある。大中小。主人公の声がよい。ナースのマユミ役は杉本有美というグラビアアイドル?の人。マユミは実写の方が多い。のとは逆に主人公には実写の姿はない。なんだか変なつくりなので、なんだこの監督・・と思って調べてみると「モノノ怪」っていうアニメをやっていた人のようで、これも何回か偶然テレビで見たことがある。アニメというか漫画(2次元)が動くといったような変な感じだった。空間の感覚がおかしい。全11話のうち7話までが放映済みでとりあえず7話まで見てみる。最初らへんは、おっ、やるな、と思っていたけれど、だんだんパターンに飽きてくる。患者が出てきて伊良部が撹乱しつつも「ちょっといいはなし」で終わる、という。読後感ならぬ視後感がぜんぶいっしょ。プロセスの形式が同じで内容が違うだけというか。これはまあこのアニメがそうというよりも原作がそうなのだろう。なのでアニメの設定で原作に無関係なオリジナルをつくったらもっと面白いかもしれない。全体のつくりとしては、全11話がすこしづつ接触しあうようになっている。1話でちょっと出てきたヤクザが7話の主人公、とか。マグノリアとかはこういう感じだったのか、見てないから知らんけど。電気グルーヴ「Upside Down」のPVもわりと変。youtubeとかによくある「踊ってみた」ビデオのパロディ?ディレクターは田中秀幸さん。ワンアイデアだけで押し切る。ブーッという細かい反復音に合わせて映像もブーッと細かく反復する以外は、踊りの映像そのまま。youtubeにあったPVのコメント欄によると中国の女の子たちのもよう。電気グルーヴのPVに出れるかも!みたいな映像投稿ダンスコンテストをやったのかしら。自分の部屋で撮ること、っていうルールを設けて。ネットに落ちてる映像を編集したともいえなくもないけれど、テンポの合い方とか着飾りっぷりからして違うような・・。画質の問題もあるし。いや、いまyoutubeで「chinese girl dance」って検索したらけっこう出てくるので、ひょっとしたら自室で踊った映像を投稿するのが中国で流行っているのかもしれない。そのなかから拾ってきて勝手につかったのかもしれないしそうではないのかもしれない。二種類あるサビの、女性ボーカルの方がブンブンサテライツみたい。ダサい。もうひとつの方が石野卓球ボーカルではなくピエール滝ボーカルっていうのは面白いなと思う。