タッタカさんとのやりとりが非常に勉強になります。7日から13日まで家業の手伝い。10日に友達の結婚式。船の上で。花火とか上がる。デザートがいっぱい。バイキングみたいな。父ちゃんがふたつ持っている携帯電話のうちAUをやめてiphoneにする。なので、いままで使っていたipodをもらう。ipodタッチかな。うしろに8GBって書いてある。帰りの新幹線でipodに入っていたYELLOW MAGIC ORCHESTRA「GIJONYMO-YELLOW MAGIC ORCHESTRA LIVE IN GIJON 19/6 08」を聴いてみる。YMOはほとんど聴いたことがない。なんか一枚アルバムを持っていたというか、高校の頃にどこかの中古屋で父ちゃんが買ってきてほれと渡されたなにかのアルバムを持っている気がする。売った気もする。たぶん売ったな。2枚組。1枚目はポップな歌ものエレクトロニカみたいな感じか。fenneszがいる必要があるのかどうか。2枚目はなんだかフュージョンっぽいというか、父ちゃんのCDのなかにあったウェザーリポートとかこんな感じだった気もする。全体的にカッコダサい。でもカッコ良すぎないところに好感を持てるような。あとなんだかんだでけっこう良い。あるひとつのベクトルに収斂しないというか、整理されきってないところが良いような。でも自分で買ってまでは聴かないだろうな。たまたまもらったipodに入っていたから聴くだけで。あとはたくさん入っている落語を聴く。古今亭志ん朝の「夢金」。落語、面白い。あとは稲垣潤一さんが入っていたので、「クリスマスキャロルの頃には」を聴いてみるが、なんだろうな、もはや真面目にこれは聴けない。さらには中村あゆみさんという人のカバー集っぽいのが入っていて「Forget-me-not」という曲があり、おっこれは尾崎豊のあれか?と思って聴いてみたらそうだった。「TRUE LOVE」もあったので聴いてみる。これももはや真面目には聴けない曲。ロックっぽいボーカルがさらにすごい。なんで真面目に聴けないのかしばらく考える。たぶん、イメージがつきすぎている、というのがひとつにあり、もうひとつはあまりに曲自体が真面目すぎるというかシリアスすぎて逆に滑稽になっている気もする。なんというか、真面目にやっている自分を俯瞰で見る視点がないから滑稽になるのかもしれない。ラブソングだけになおさら。いまとなっては、なのか、もともとあったのかは分からないけれど、「あえて」ストレートにやりました、ではどうしても回収しきれない滑稽さがある。歌を歌うこと自体にこういう滑稽さはあると思う。ひいては、なにかをやること自体にも滑稽さはある。そもそもこういうふうに書いたものをアップロードすること自体が滑稽だぞ。おおっ、予想はしていたけれど、youtubeに素人コピーが山ほどある。そして、みんなそれなりにうまいという・・。なんなんだこの現象は。いろんな人のを聞いていくとなんとなく毒気を抜かれるというか、こういうのもまあいいかというか、ここにもなにかありそうな気にもなってくる。「音楽」っていう社会的な制度のなかでは価値がないとしても、ローカルな個人もしくは個人間のレベルではちゃんと価値がある。逆に「音楽」とか「アート」とかの社会的な制度というかルールに支えられた価値体系において、「オリジナル」と称して結局は「コピー」と同じようなことをやっているのを見るのが辛いかもしれない。コピーのコピー?そもそもオリジナルなんてものがない??「コピー」というのは原理的に、「音楽」とか「アート」とかの社会的な制度というかルールに支えられた価値体系に入らない、というか、ルールの上で入れないのだけれど、素人コピーの良いところは、その「入れない」ことを逆手にとって「入れない」まま入ってしまうようなことをやらないこと。ただローカルな価値だけがあって、制度のなかでの価値にまったく目もくれない。ブログとかで書かれる文章にも似たようなところがある。たぶん、インターネット以前は、文章を発表するといえばなにかの雑誌やら新聞やらに投稿したり、論文としてまとめて学会で発表したり、書籍としてまとめたり、しないといけなくて、これは雑誌とか新聞とか学会発表とか書籍とかの流通システム=メディアそのものに文章を流通させるか否かの取捨選択システムが備わっていて、そのことでメディアの信用を担保している状態、っぽい。例外に「ビラとして撒く」というものがあるように思えるけれど、これはインターネットに近い気がする。基本的には自分以外の誰の取捨選択も受けずに文章を発表できる。しかし信用が担保されているわけではないので、読み手がいるかどうか、さらには一定の信用をベースに読んでくれるかどうか、はまったく保証されない。流通システムの信用の問題、っていうのは、かなり大きい気がする。お墨付きがあるかどうかというか。あったからといって、お墨付きと流通される物事そのものとはまったく無関係なのだけれど、とはいえその物事に対する感じ方としての価値判断には大きな影響を与える。ブックオフオンラインで注文していた、 アルビン・トフラー田中直毅アルビン・トフラー―「生産消費者」の時代」、アマルティア・セン「人間の安全保障」、見田宗介現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来」、P.F. ドラッカー「ポスト資本主義社会―21世紀の組織と人間はどう変わるか」の合計1800円で送料無料で代引き手数料315円。

http://www.youtube.com/watch?v=oAkaiMe7Gp0
http://www.youtube.com/watch?v=zncNyBJXvVs
http://www.youtube.com/watch?v=n8hhOscsHeo
http://www.youtube.com/watch?v=yGOw-C0FzE8
http://www.youtube.com/watch?v=sTTVyB9a-WU
http://www.youtube.com/watch?v=scIUs_2fsxU
http://www.youtube.com/watch?v=fIqsWK0NN0o
http://www.youtube.com/watch?v=R-jYMbNhhyc
http://www.youtube.com/watch?v=D3deIx-5kX0
http://www.youtube.com/watch?v=IYY0tf1e0GM
http://www.youtube.com/watch?v=o9a9zfImyNQ

家業の事務所というか倉庫にあった佐賀新聞の切り抜きが、石山修武さんによる森正洋さん追悼記事だった。ブックファーストで立ち読んだ「藤森照信 21世紀建築魂 ― はじまりを予兆する、6の対話 ―」と「20XXの建築原理へ」が面白そう。どちらも『伊東豊雄山本理顕藤森照信がそれぞれの視点から21世紀の建築を探る、全3冊からなる新シリーズ「建築のちから」』というシリーズ。みつ君と月森へ。ナカミとカタチのありかたについて話したような気がするが、最初のあたりではなしをややこしくしてしまった気もする。カタチというか手段がさきにあって、複数のナカミというか内容とか意味があとで生まれると思われる。明日はこれが。

八広HIGHTI in FLOAT


2009年10月17日(土) 18:00- (開場17:30)
場所:FLOAT(http://float.chochopin.net/)
入場料:¥500(1ドリンクもしくはフード付き)


八広HIGHTI は、東京都墨田区にある廃工場を複数のアーティストが改装して作り上げた住居。住民が主体となり、様々なパーティーやイベントを行っている。八広HIGHTI から住人を迎えての場所についての座談会と、東京・大阪のミュージシャンらによるライブイベント。


トークゲスト

矢代諭史(八広HIGHTI)
相川勝(八広HIGHTI)
中野恵一(八広HIGHTI)
小島剛(大阪アーツアポリア
米子匡司(FLOAT)


■ライブ/パフォーマンス

○Motallica
自作楽器の矢代諭史と、ドラムの中野恵一によるデュオ。ライブでは様々なスタイルで即興演奏を行う。最近では墨田区にある八広HIGHTI で自主企画を行い、2008年には横浜トリエンナーレへの参加など、様々なアーティストと競演する

○kyoka
坂本龍一等とのStop Rokkasho企画、Groopiesというユニットや、inutemen/The Stooges のマイク・ワットとのプロジェクト、そしてヨーロッパでのライブなどで活動。2008年12月にonpa)))))から1stCDをリリース。

○Meri Nikura
1977 年、フィンランド生まれ。2007 年にオランダのデン・ハーグ王立芸術学院のアート・サイエンス科卒業。2006 年には、東京造形大学との交換プログラムで日本に滞在した。作り手と受け手の相互の出来事や操作性を重視しながら、作曲や演奏、パフォーマンスを行う。

○おにんこ!
2000年、バンド経験のない友達3人女子(まいこ、ゆっこ、ひらちん)が突然段ボールBBS の五時夫の呼びかけに応じ、「おにんこ」結成。消去法で担当楽器選択。数々のライブをこなし、現在3人で「おにんこ!」にて、修行中!

○小島剛
楽家NPO 法人大阪アーツアポリア サウンドアートプログラムディレクター。95年ごろよりコンピュータを使った音楽活動を開始。現在まで、国内外の様々なフェスティバルやイベントでライブ活動をおこなっている。

○slonnon + sonsen gocha bacco
自作楽器を駆使し、膨大な音の渦を創り出すライブは圧巻。海外アーティストともセッションを重ね、他に類を見ないオリジナリティー溢れる音を創作。他、舞台音楽の制作などでも評価が高い slonnon と、影のある可愛さを持ったイラストをビデオカメラと組み合わせたlight drawing を試みる画家sonsen gocha bacco のユニット。

○KUKNACKE
1995 年からKUKNACKE 名義で活動。ソロのほかに映像作家、現代美術家等とも共同制作を行う。"Unlimited by Flesh" at カルティエ現代美術館( パリ)、ガンダム展、六本木クロッシングat 森美術館等多岐に渡りライブ、サウンドデザインを行う。頭に浮かぶ理想の音楽を形にできる男。

○鈴木康文 + CARRE
PC、CD、サンプラーターンテーブル、レコードを使用しての演奏活動のほか、レーベルCommune Disc、六本木スーパーデラックスでのイベントSOUNDROOM を主催する鈴木康文と、NAG、MTR とMs. RHYTHM BOX からなるCARRE のセッション。


■フード
geco-ya 食堂

関連イベント : 208 SHOWCASE #058
会場 : 208 南森町

日時 : 2009年10月18日(日) 19:00 -
翌日の夜は、208 南森町でのアフターパーティー。八広HIGHTI の話をより詳しく聞きたい方は、こちらにもどうぞ。
詳しくは208 南森町のweb サイト(http://www.mediapicnic.com/208/)をご確認ください。