VOL lexiconをぱらぱらと読んでいたら目に留まったキーワードの項。

聖プレカリオ


プレカリアート守護聖人。男性名詞だが性は不定閏日の聖人として、4年に一度地上に舞い降りる。2004年2月29日の日曜日、まさにその日にオープンしたミラノのスーパーマーケットに突如あらわれ「なぜ休日に働くのか/買い物するのか」を問うた。

いいな、この「問うた」というのが。私もどこかに「突如あらわれ」なにかを問おうかな。あと「スペクタクル」の項も面白かったので、ギー・ドゥボールスペクタクルの社会」や、ドゥボール本人について調べてみたら、シチュアシオニストというキーワードが出てきて、どのくらい前か忘れたが、なんかのきっかけで見たサイトに再度たどりついたりした。なんかどうやら近いみたい、シチュアシオニストとは。三宮のジュンク堂にて、ギー・ドゥボールスペクタクルの社会」を閉店間際に。ブックオフオンラインで、エレン・メイクシンス ウッド「資本主義の起源」、池田信夫ハイエク 知識社会の自由主義」、福澤一吉「わかりあう対話10のルール」、山脇直司「公共哲学とは何か」、ぜんぶで1800円。安い。ギー・ドゥボールスペクタクルの社会についての注解」が三宮のジュンク堂社会学の棚にあるらしいと店内にある検索機から聞いたので、行ってみたがちょっと見つからず。閉店間際であせっていたのが原因か。その代わり、「ライブハウス文化論」という本があることを発見。宮入恭平さんという著者の方。ミュージシャンかつ社会学者、らしい。ちょっとまえに、ライブハウスっていうシステムのあまりの硬直ぶりというか、ハタから見てなんか変な部分があまりにあるのを感じて、これは細かく調べて分析していったら「研究」になるなあと思っていたら、そういう書物があって、やっぱりあるなあとほっとした。紹介と目次。もちろん、ノルマについても言及してあった。

宮入恭平「ライブハウス文化論」

▼紹介

夢を追う若者たちから団塊世代までが集うライブハウス。ロック喫茶・ジャズ喫茶に出自をもち、1960年代にはカウンター・カルチャーを支える一方で、80年代に高度に商業化していく歴史を追い、カラオケなどとも比較して「生演奏の空間」の魅力とゆくえに迫る。
▼目次

はじめに――ライブハウスを語る前に

第1章 ライブハウスの全貌
 1 ライブハウスのイメージ
 2 ライブハウスの現状
 3 ライブハウスの変遷

第2章 ライブハウスとミュージシャン
 1 ロック系ミュージシャン
 2 ライブハウスのミュージシャン

第3章 ライブハウスと音楽空間
 1 パフォーマーとオーディエンスの固定的関係
 2 パフォーマーとオーディエンスの流動的関係
 3 ライブハウスでのパフォーマーとオーディエンスの関係

第4章 ライブハウスとノスタルジア
 1 団塊世代と音楽
 2 団塊世代の音楽消費
 3 ノスタルジアとしての音楽

第5章 ライブハウスとミュージック・クラブ
 1 ライブハウスとミュージック・クラブ
 2 音楽ブームと音楽シーン
 3 天国のアーティストと地下鉄のミュージシャン
 4 カラオケとKARAOKE

第6章 ライブハウスのゆくえ
 1 ライブハウスの存在意義
 2 ライブハウスのゆくえ――ライブハウスを語り終えて

あとがき

レトルトカレーのLEE30倍を食べる。アマゾンの激辛唐辛子「ピメンタ・デ・シェイロ」の入った辛さ増強ソースで辛さ45倍。納豆とヨーグルトでなんとか舌をごまかしつつ、食べる。いま、なんか腹が痛い。