8:37の新幹線で博多へ。大阪は晴れていて、福山あたりから天気が悪くなってきて、博多は大雨。特急が遅れている。指定席をとっておいた特急のひとつまえのに乗れそうだったので自由席に。その電車じたいは20分遅れだが、予定通り、12時に佐賀駅。13時にみんな集合し、なにやらの会合。物件とか。とにかく雨。商店街が私が知っているころよりずいぶん寂れている。もうすこし活気があったのだけれど。いまサガテレビでは東のエデン10話がやっている。猫が痩せている。顔がとがってきている。モノを売る商売はむずかしい。買い手市場。というよりも、いまある流通の仕組みじたいが、いまだに大量消費を前提にしているような。顔の見えない「大衆」なるものをいまだに相手にしているというか。どこかの誰かに売りゃあいいだろー、どこかの誰かがやってくるだろー、みたいな。そんなんでどこの誰がやってきて買ってくれるというのか。あとは、思い入れを持って売る、思い入れを持って買う、のも良いことばかりではないような。思い入れがそのままフェティシズムというか、モノを崇めるような態度になりかねなくもある。モノとゆたかに関わるというより、モノの象徴するイメージをただ消費する、だけにもなりかねない。売る方も買う方も。モノを売る商売が難しいのではなく、モノを介したやりとり全般がややこしいのだと思う。モノによって私たちは自分のなにを満たしているか。「必要」だけではないのは、確かだ。眠いから寝よう。