CDラジカセでラジオを聞きながら、AMラジオを聞きながら、たぶんNHKだと思うけど、実家の手伝いという仕事をしていたら(家事ではないから家事手伝いではないはず)、リスナーが投稿する川柳の番組がやっていて、なんというお名前の方の作品か忘れてしまったけれど(忘れてしまったのに作品だけを引用するのも気がひけるけれど)

女房は 平家の流れを 汲んでいた

という川柳が読み上げられて、アナウンサーの人とかみんな爆笑していて、これ、なんかおかしいですね、とやたら言っていて、最後に今日の投稿を振り返る、という意味でもう一度読み上げるときなど、読みながらもうすでに笑っていて、読む声が笑い声になっていて、ほんとこの川柳は傑作だと思った。「うちの」「女房」と(驕れる平家、久しからず、の、あの)「平家」の唐突な「つながり」を「流れを汲む」という言い方で表す妙。そしてたぶんこうして、文字でみるより、声(音)で聞く方がだんぜん面白い、という。