日本のドラマに出ている外国人の俳優さんはすべからく稲川素子事務所所属だと思っています。そういう俳優さんが出て来たらそのつど稲川素子事務所…と確認のためつぶやきます。昨日、一昨日とみたのだめカンタービレにもそういう人が出ていたのでつぶやきました。いろんな番組の再現VTRに出ている人がドラマに出ていたりすると妙な違和感があります。今日の昼食は夙川と苦楽園のあいだどちらかといえば苦楽園寄りのTutti Frutti(阪神百貨店西宮店の1階にもお店を出していて、とはいっても席はなくソフトクリームとフレッシュジュースを売っていて、何回かバナナミルクとか買ったことがある)でゴボウのなんとかとベーコンのサンドイッチとランチ時にサンドイッチを頼むとスープかドリンクがつくとのことでチャイにする。友人と友人の相方さんと私の3人組はお店のなかがお客でいっぱいだったため外のテラス席に座るが、日差しもあるしそんなに寒くはなく、子供連れ(の群れ)がいて入り口ドア付近をうろうろする最近歩き始めたくらいの小さいのとその母もしくは母の友人がドアのガラス越しに見える。お会計の時にレジ付近にぼーっと立っていると、右足もも付近になにか感触がと思ったらその小さいのが抱きついてきていて、やっぱり小さいのはかわいい。そのあともお会計が終わるまでぼーっと立っていたらまた右足もも付近になにか感触がと思ったらまた小さいのが抱きついてきていた。NHKの「探検ロマン世界遺産」という番組がすごく好きで夜中にたまたま遭遇するのを楽しみにしているのだが、なぜかいままで番組名もいつやっているかも知らなくて、と書いてきてどうもこの番組も好きだけれどいま書こうとしている番組ではないようで、それがなぜかというと、「探検ロマン世界遺産」はリポーター自身が画面に出てくるからで、私が書こうとしている番組は語り手は画面には出てこない、というか語り手の視線が画面ということになっていて、いろんな街を歩いて出会う人達とも語り手がやりとりする。いままで見た全部がイギリスとかモロッコとか外国の映像だったので、たぶんその国の言葉を話せるカメラマンが街をうろうろしていろんな人に出会ったりした映像の、カメラマンの語りの部分を翻訳して差し替えているのだと思う。いまNHKのサイトを調べてみて「世界ふれあい街歩き」だということが判明して、よかったよかった。DVDのボックスセットを欲しい。このコラム(http://www.nhk.or.jp/bs/fc/col/tue51004.html)を読んでみると、どうやらほんとうに行き当たりばったりのようで、私なんかの文章を読むよりこれを読んだ方が面白さが伝わると思います。ひとりの夕食は阪急三番街インデアンカレーで、レギュラー、たまごで、と注文する。常連ぶっているうちにもう常連になってしまった気がする。初めて来た人はインデアンカレーください、レギュラーと大盛りありますが、じゃあ普通ので、という感じで注文していて、常連はレギュラー全玉ピクルスダブルで、とか頼む。全玉とは黄身だけじゃなく白身もかけるということで、目玉(玉子二つ)というのもあるらしい。ピクルスダブルとは単にピクルスが大盛りというだけ。カレーのかけ方は、普通のはご飯の上から覆いかぶさるようにカレーがかかっているのだが、ご飯とカレーと分けて盛ってもらうのもできるといううわさを聞いたことがある。カレーダブルはご飯とカレーそれぞれ大盛りで、普通に大盛りにすると確かご飯だけが大盛りだったような。インデアンカレーはもっぱら阪急三番街店に行くのだけれど、店員の集中力というか周りを見る力がすごいというかゾーンディフェンスがすごい。カウンター内に常時3人の店員がいてカレーをかけるのはそのなかの1人だけなのだが(インデアンカレーのサイトによると、カレーをかけられるようになるには長い修行が必要らしい)、そのカレー役の1人を含む3人でそれぞれのゾーンをディフェンスしていて(裏にはご飯を盛ったり皿を洗ったりする店員がいる。ちなみにカレーがはいっている大きな鍋は私たちに見えるようにカウンター内側のコンロの上に置いてあって、ご飯は裏で皿に盛られてあとはカレーをかけるだけになって表に出てくる)、お客の様子を見ながら水をさりげなく入れてくれたり楊枝をさりげなく置いてくれたりナプキンをさりげなく置いてくれたり、する。大阪のジュンク堂で、アリストテレス「心とは何か」と「ニコマコス倫理学(上)」を買うとカバーはご入用になりますか、いりません、あ、袋もいりません、それでは店舗を出られるまでレシートをお持ちください、とのこと。アリストテレスがすごいと思ったのは、立木康介精神分析現実界フロイト/ラカンの根本問題」「第九章 質料と偶然----アルチュセールからアリストテレスへのひとつの遡行」と渡邊二郎「芸術の哲学」「アリストテレスの『詩学』」「ミメーシス、カタルシス、ハマルティア」に出てくるからで、それらで語られるアリストテレスの考えはとても鋭くて、今日もまずはアリストテレスのどれから読むか迷いながら立ち読みしていて、そこからですか!?と驚くほど、私が根気のなさのためにおろそかにしてしまっているような根本のところからアリストテレスはスタートしている。ああ、書き忘れていた、ジュンク堂書店大阪本店の文芸書のところに置いてあった、厳密にいうとイーユン・リー「千年の祈り」のところのあたりに置いてあってもらってきた、書店員さんたちが作っているとおぼしき手書きコピーのフリーペーパー「文芸書通信vol.3」を見たときに、ちょっと勇気をもらったような気がしました。