電車を降りてホーム東側のエスカレーターにはわりと遠くて、西宮北口から乗る時に、23:30発が、お、もう30分だ、という具合にあせって乗ったので六甲に着いたときにエスカレーターから遠くなってしまう車両に乗ってしまって、三宮まで行って西口から出るのならこれでもいいのだけれど。改札を出てアズナスとブックファーストのあいだの通路を通って突き当たり、左に曲がって屋根がなくなるあたりでゴーンと聞こえてきてなにかと思ってそのあたりに変電所のようなものがあってそのへんから聞こえてくるようで変電所が鐘を鳴らしているのかと一瞬思ったがしばらく考えているあいだにもゴーンと鳴って変電所のあたりではなく私が立ち止まった場所から変電所方向にお寺があってそこからゴーンと鳴っていてゴーンと鳴ってるのを初めて聞いたと思ったのだが一年に一回のゴーンと鳴る時期には実家に帰っているので当たり前のことで、と考えているあいだにも着々と家に向かっていて、そのあいだにもゴーンと鳴っていて、家に向かう途中にある、ファミリーマートだったのは今年の7月まででとつぜん閉店してしまい困ったと思っていて、そのファミリーマートには会社に行っている頃は毎日のように行っていて、終電だろうがタクシーだろうが必ず寄ってお茶漬けと納豆を買ったりしていて、どんなに遅くなってもなにか食べてから寝ないと一日が終わった気がしなくて、といってもさすがに帰宅が4時とかになるとそのまま寝る。そして8時に起きて10分でフロに入って、8:39くらいの梅田行き普通に乗れば岡本で特急に乗り換えて梅田に着いて西梅田から地下鉄四ツ橋線に乗って肥後橋まで行って9:30ギリギリにタイムカードを押せた。そしてそのファミリーマートだった建物はしばらくそのままで夜中になぜか電気が点いていたりして、またコンビニになるんじゃない、とか言っていてコンビニになるんだったらセブンイレブンがいいよね、とか言っていたら、12月3日にセブンイレブンとして新たなスタートを切った。ファミリーマート時代からオーナーは変わっていなくて、オーナーは川端さん(母/おばあちゃん)で川端さん(娘/姉)川端さん(息子/弟)川端さん(娘/姉か息子/弟の娘、もしくは娘/妹)の川端一族が要職についている。川端さん(母/おばあちゃん)と川端さん(娘/姉)はたまにいるくらいで、川端さん(母/おばあちゃん)はレジには入らないが、なにかの自分の買い物帰りにお店に寄ってレジ横の温かい飲み物コーナーとホットスナック(唐揚げ串とかホットドッグとか)コーナーの角あたりで自分の買い物の袋を持ったままいらっしゃいませーとか言うのでなんかややこしいが、上品なおばあさんという感じ。川端さん(娘/姉)は昼間に行くとレジにいる。川端さん(息子/弟)が確か店長で夜中に行ってもいたりする。川端さん(娘/姉か息子/弟の娘、もしくは娘/妹)はたまにしかいない。あとかつては店長いまはよく分からない今井さんと伊藤の兄貴といま名前を思い出せないがバンドマンっぽい男前のお兄さんがファミリーマート時代から続く川端ファミリーの一員で、そういえば川端さん(娘/姉か息子/弟の息子、もしくは息子/弟)もいた。ファミリーマートが閉店してからセブンイレブンとして新たなスタートを切るまでのあいだ、今井さんと伊藤の兄貴はたぶんJR六甲道の北東にあるローソンで働いていて、いま名前を思い出せないがバンドマンっぽい男前のお兄さんはそのローソンから少し山側に登ったところにあるセブンイレブンで働いていて、そのセブンイレブンにたまに行くといたりして少し気まずかったりして、そのお兄さんはファミリーマート時代に私が「風邪に!」とか書いてある栄養ドリンクをレジに持って行くと風邪ですか?と言ってくれたりして、だから微妙にきまずかったりしたのだが、川端ファミリーの一員としてセブンイレブンとして再スタートを切ったときに、単三電池とカセットテープを買いに行ったのだが、お久しぶりです、これからもよろしくおねがいします、と挨拶をいただいた。JR六甲道の北東にあるローソンから少し山側に登ったところにあるセブンイレブンで働いていたときにそのお兄さんが私に会っても何も言わなかったのは、なんて言ったらいいか分からなかったからだと思うし、私もなんて言ったらいいか分からない。伊藤の兄貴がなぜ兄貴かというと見た目がちょっとチンピラの兄貴っぽいというのもあるし、伊藤の兄貴を慕う舎弟っぽいヤンキー風の若い人たちがたまに伊藤の兄貴に会いに来ているからで、それよりもなにより伊藤の兄貴はすごく気配りのできる人でコンビニのプロというか接客のプロだから、私たちきょうだいは尊敬の気持ちを込めて伊藤さんを伊藤の兄貴と呼んでいる。姉曰く、伊藤の兄貴は雑誌と冷たい飲み物を一緒に袋に入れたりしないし(水滴で雑誌が濡れるから)、雑誌になにかおまけがついていて十字に縛ってあると必ずそれを切ってから袋に入れてくれるらしい。さっきゴーンという音を聞いたことからも分かるようにこれは12/31のことについてのはなしで、12/30からここの日付がずれているので、12/31に書いた(日付は変わっているが寝てから起きないと次の日にならない気がする。寝なかったときは明るくなってきたあたりでしょうがなく明日を今日にする)ことが1/1の日付になるのはしょうがなくて、ゴーンという音を聞きながら家まで向かう途中にセブンイレブンに入ると、誰も客がいなくて、入って雑誌コーナーの横を通り、ペットボトルとかビールとかの飲み物があるコーナーにいると、レジにいた(とおぼしき)店員さんがその時点で私の存在に気付いたようで、ホットスナックいかがですか〜!肉まんただいま解禁です〜!(入ったときにちらっと見た肉まんのケースには肉まんは入っているけれど準備中と書いた紙が貼ってあった)おでんもあります、だいこんは常識を覆すやわらかさです!いかがでしょうか〜!とかいきなり大声を出し始めて、客は私しかいないので、明らかに私に向かって言われていると思うと笑いが込み上げてきた。おれに言ってるのか?と思いながら、飲み物コーナーにしばらく佇んだ。家電量販店じゃあるまいし。そういえば開店したときにも店内に8人くらい店員がいて、野球場の物売りみたいに、物売りが商品を入れているあれって何というのだろうか、ああいうのにクリームパンを入れて、常識を覆す美味しさです!おすすめするのにはワケがあります!とか言っていて、コンビニのクリームパンでしょうが!と思った。姉がふたりほどいたクリームパン売りのひとり(川端さん(娘/姉か息子/弟の娘、もしくは娘/妹)からクリームパンを買うべくふたつ手に取って自分の買い物カゴに入れると、大声で、お買い上げありがとうございます〜!と言われていた。レジにチョーヤの南高梅酒と伊藤園の野菜ジュースとセブンイレブン牛乳を持って行き、豚まんひとつくださいと言うと、すいません、豚まんはまだで、豚まん以外はあるんですが…、とのことで、肉まんにする。との旨を伝えると、肉まんできたてです、とのこと。できたてというか解凍したて、という方が正しいと思う。セブンイレブンから出ると、歩道に人が、というか家族連れが2、3組いて、これからお寺とかそういうところに行くのだろうか、ということで、キリンジの兄の方、堀込高樹さんのソロアルバム「HomeGround」収録の「冬来たりなば」の歌詞、「晴着を着て、柏手打てば、誰かに響くだろう」を思い出した。柏手といえば神社らしい。神道だから。