一昨日かいつだったか昼2時くらいのNHKのニュースでまず東京(?)から始まってぐるっと地方のニュースを回ってくるのだがその時の福岡かどこかのニュースを読むアナウンサーが割といいなあと少し前から思っていてちょうどまた偶然昼2時くらいのNHKのニュースでまず東京(?)から始まってぐるっと地方のニュースを回ってくるところで見かけて画面下に出ている名前を見逃してしまい仕方ないのでNHKのサイトを手始めに福岡放送局のサイトから始めてまず九州の放送局のアナウンサー紹介のページをしらみつぶしに見てみたのだが福岡放送局に似たような人がいたが違う人でとうとう発見できなくてなぜ発見できなかったかというと写真写りと映像写りが極端に違う人だったからでどうやって辿り着いたかはさっぱり忘れてしまったが福岡放送局のアナウンサー紹介ページの似ていると思った人の上だったか下だったかにその人はいてついでにいうと名前すらいまはさっぱり忘れてしまっていて私の友人にも止まっている写真と動いている現実が全然違う人がいて写真だとどういう風に撮ろうが同じような顔になってしまって不思議だとつくづく思っていていまさっき見たダウンタウンDXに出ていた卓球選手の四元奈生美さんも動いている映像ではすごく可愛いのだが検索で見つけたオフィシャルサイトの写真はあまり可愛くないというかグッとこなくてこれはまあ髪型のせいもあるだろうとは思うけれど黒髪のおかっぱ頭はとてもよく似合っていてその髪型と雰囲気からマーチ(車)の宣伝に出ている人かと思ったけれどたぶん違うだろうし今日は西宮まで自転車で行って帰ってきたので非常にくたびれて途中何回かこれはきついとかしんどいとか独り言を言ってなんとかしのいだようなものだが14時ごろ出発して海側へ下って国道43号線だったかとにかく2号線ではない国道を西宮方面へいや最初は2号線を走って住吉川を渡る直前くらいからパラパラと雨が降ってきて住吉川を渡って下り坂をスーッと走っているあいだにも雨足は強くなってきてといってもちょっと強いパラパラくらいで雨から逃れるために道を海側に渡って甲南市場だったかそういう名前の商店街というかアーケードに入ってそこを通るあいだにパン屋をふたつ見て出るころには雨は止んで日も出てきてかなり蒸し暑くなって阪神電車の線路からひとつ山側の道路を香櫨園まで走って夙川に突き当たって右に曲がり阪神電車香櫨園駅を通って大谷記念美術館の駐輪場に自転車を停めているあいだに間違って裏口のようなところから入ろうとしてしまう高校生だか中学生だかを3、4人含む親子連れがいて同じタイミングで美術館に入ったので同じルートを辿ってしまい途中でずらしたが大谷記念美術館の中には大学の授業で来ているらしき初老のおっさんというかもうじいさんと生徒らしき若者が多数いてそれとは関係なくひとりで来ていて熱心にメモをとっている女子大生らしき人も何人かいて受付のお姉さんは特に滑舌が悪いわけでもなかったのになぜか聞き直してしまった左手が順路になりますという言葉に従って入って左に行く途中にも大きなガラスのオルゴールがいくつか取り付けられた「18×18」があって正直いって藤本由紀夫のオルゴールを使った「響き」に気を取られてしまう作品は前々からあまりピンとこなくていまとなっては全くピンとこなくなってしまっていてとはいっても「HERMETIC SCALE(DIAMETER)」のようにむき出しのオルゴールユニットを皿に置いたりしたものは巻かれたネジが戻っていく動きでユニット自体がのたうちまわるように動くのが面白いと思ってこのネジが皿に触れないように立てて置いていたら先ほどの高校生だか中学生だかを3、4人含む親子連れがやってきたので押し出されるかたちでいろいろ見て回ったのだが1階のその展示室には10人くらいの人が居ていたるところにあるオルゴールのネジを常に巻いているのでとにかくオルゴールの音が部屋に充満していてうざったくて全部見て回ってから再度行ってみた時は熱心にメモをとっている女子大生らしき人がひとりと監視員のおばさんがひとりで誰もオルゴールのネジを巻いていない状況でとても静かでよかったのだが1階の展示室を出てエントランスを通り常設展示室に辿り着いたのでひととおり見て2階に上がっているあいだにも「美術館の遠足10/10」で聞いたシンセの音がぼんやり聞こえていたが聞こえないことにしてまず2階の右端の部屋に入ると美術館の遠足の何回目かは忘れたが何回目かに作られた作品制作メモを集めた冊子で知っていた白いタイルを使った「BROOM(TILE)」があってその上をカサカサと音を立てて歩くがこのタイルの真ん中に角砂糖の入ったガラスの筒を回し続ける「SUGARI」が置いてあってお互いに作用し合っていてなかなか面白くこのタイルを踏んだ音が出てるんじゃない?とか話し合っている男子大学生2人組がいたりしてそれぞれ別々に展示されるよりもまた複雑な味わいを醸し出していたのだが何より外の景色の見える窓のある展示室にこの作品を展示したのは考えた(考えてないかもしれないが)なあと思ってシンセの音が聞こえてくる次の展示室に行くと真ん中に美術館の遠足全回のチラシと当日の写真を集めた長いケースが置いてあって3回目まではひどくダサいチラシが4回目からいきなりシブくなっているのを初めて知ってこの部屋には他に文字と視覚の効果を組み合わせたものが3点と部屋全体に鳴り響くシンセ音の発生源である「ROOM」と代表作(らしい)「EARS WITH CHAIR」の大人版ちびっこ版ミニチュア版があって「ROOM」は長方形の部屋の4つの壁に掛けられた4台のヤマハのスピーカー付キーボードの36個の白鍵をそれぞれ9個づつ同じ音にならないように固定して4台で9音づつ合計36音出しているというものなのだがなんというか不思議なハーモニーで意外に飽きないがそれぞれに割り当てられる9音の選定はどういう法則に則っているのか気になったがそういうことはさっぱり分からなくて部屋の形状と確率分布がとか思ったけれどただ単にそういう言葉が浮かんできただけでそれでどうとか具体的に浮かんできたわけではなくて一番左の展示室にはオルゴールの音はあまりしていなかった記憶があるがあまり詳しくは思い出せなくて一通り見て思ったのは自動的に音の出るものとしてのオルゴールの試みと音ではなくネジを回転させるものとしてのオルゴールの試みも同時に行われていることの面白さで1988年に作られたオルゴールユニットのネジ部分にコルク栓がついていてそのコルク栓に試験管のようなガラス瓶がついておりオルゴールのネジによって回るその試験管のようなガラス瓶の中にビー玉のようなガラスの球体と鉄っぽい立方体が入っている「FATE & CHANCE ver.1」を始めいくつかの同様の仕組みによる回るガラス瓶の作品があるのだがその中でも「COSMOS(ORANGE)」は特に面白くて「FATE & CHANCE ver.1」と基本的な仕組みは同じだが4面6面8面12面20面の黄色いサイコロが入っていてオルゴールが回り続ける限り(あくまで限り)サイコロは振り続けられてその作品名と相まってこの作品に触れた者はなんとなくこの世界の普遍的な秩序(というものがあるとして)に思いを馳せるようになっていていまカタログを見ていたらなぜか6面サイコロだけ算用数字じゃないことに気付いたがこれはどういうことなのだろうまあどうでもいいがこの作品は直島の地中美術館で見たウォルター・デ=マリアの「タイム/タイムレス/ノー・タイム」を思い出させてこの作品ほど実物で見ないと意味のないものはないと思うのだが構成というか作品の構造がウォルター・デ=マリアの思う何らかの普遍的な秩序(というものがあるとして)をものすごく強く感じさせてなんだかとにかく圧倒されたのだがそれと同じ感じを規模は異なるが「COSMOS(ORANGE)」ほか回るガラス瓶の作品に感じて藤本由紀夫のオルゴールを使った「響き」がメインの作品にはあまりピンとこないが(あとで何か発見するかもしれないが)回るもの反射するもの反復するもの回帰するもの循環するものによって示される秩序と時間についての思考にはとても面白いものがあると思ったしおこがましいかもしれないが共感も覚えたし今回まとめて作品を見てみて目の錯覚を利用したものが初期からいままで作られていることを知って音だけを相手にする作家ではないのだなあと初めて思ったしちょっと前に梅田の紀伊国屋の本棚と本棚のあいだの狭い通路で向かい合った時にはちょっとびっくりもした。