平間貴大君の膜膜日記
とても面白いということを書き忘れていた。
物々交換した平間貴大「recording」を
ヘッドフォンで聴いていたら
そのcdrに

録音物を再生機にセットし、再生ボタンを押して、
音がスピーカーから出て、その音を聴き始める。
そういったときに、再生ボタンを押した、という事は
どこかにいってしまう

というコメントがついていたからかどうかは分からないが
この作品はひょっとして平間君が日々おこなっているいろんな録音の
録音ボタンを押した直後と停止ボタンを押した直前だけを集めた
(具体的に言えばある長さの録音の最初と最後以外は
ボリュームを0にしたものを集めた)
ものではないだろうかと思っていたら
円盤のウェブショップの

フィールドレコーディングの奇才登場!
日常の音など誰が録っても同じだけれども
録音ボタンをスタートした瞬間と停止した瞬間だけは
確かに録音者の表現であるというコンセプトを
極限まで突き詰めた作品。
このギリギリ感!
これこそが本当のアートってもんだよ!
グッときた!

というコメントを発見して納得した。