予告された殺人の記録」を準備運動として読んだのがよかったのか
ガルシアマルケス百年の孤独」はかなり順調に読み進めており
ぼちぼち読了するだろう。
予告された殺人の記録」は平行にはなしが広がっていく印象があったのだが
百年の孤独」はひたすら垂直にはなしが広がっていく印象である。
アウレリャノなんとかやアルカディオなんとかが世代が変わって
たくさん出てきて、その妻や子供もたくさん出てきて
把握するのは大変なのだが、保坂和志の言うように
だからといって家系図を見てしまうのは興醒めだと思う。
自分の親戚の名前や繋がりなどを漠然となんとなく覚えているように
この小説の登場人物同士の繋がりも漠然となんとなく覚えれば
家系図は特に必要ないように思えた。
今も実はどこで出てきたのか分からない
フェルナンダの文通相手の医者という
登場人物がいるのだが
戻ってその箇所を探すのもなんだか面倒なので
今出てきているんだからどこかで出てきたんだろう、
ということにして読み進めている。