□最近の買い物


冨田ラボ / シップランチング (東芝EMI)
・Jakob Ullmann / A Catalogue of Sounds (Edition RZ)


・安村崇 / 日常らしさ (オシリス)
・津田直 / 近づく(hiromi yoshii)
・Bernd & Hilla Becher / TYPOLOGIES (THE MIT PRESS)
・新住宅 昭和54年5月号 (新住宅社)
竹田青嗣 / プラトン入門 (ちくま新書)
永井均 / ウィトゲンシュタイン入門 (ちくま新書)
保坂和志 / プレーンソング (中公文庫)
保坂和志 / 草の上の朝食 (中公文庫)
中原昌也 / マリ&フィフィの虐殺ソングブック (河出文庫)
串田孫一 / 考えることについて (青春新書)


安村崇の撮る実家の写真と
80年代の住宅雑誌の写真は似ている。

□昨日のotosoraライブについて


今回のライブでは
ギター、バリトンギターコルネットバンジョー
コントラバス、フルートとアコーディオンコルネット
トロンボーンとコンピューター、自作楽器
という編成で、できることなら
PAを使わずにいこうと考えていたのだけれど
最終的にはアンプを使うもの以外はPAを通して
大きなスピーカーから小さめに出力した。


東君の自作楽器や石、鉄のお盆を使った音、
または鈴木さんのバンジョー
川口君のコルネットの息音などの
小さい音が他の音や観客の出す音に紛れて聴こえないから
という理由からなのだが、個人的には元々小さい音を増幅して
聴こえるようにすることには違和感がある。


小さい音が好きだとか、あるがままの音がどうとか
そういう嗜好や純粋性の話ではなくて
「聴こえなければ音楽ではない」もしくは
「音は聴こえなければならない」というような考え方が
意識的にも無意識的にもあるような気がしてならない。


でもまあ、自分が演奏するギターは
アンプを通していてどうやっても聴こえるので
自分の音がどうやっても聴こえない状況になれば
増幅して聴こえるようにしたくなるのかもしれないので
なんともいえない。


肝心の演奏は、なかなかよく分からない感じで
よかったんじゃないかと思う。
いろんな出来事が重なったり重ならなかったり
混沌としているわけではないけど
管理されているわけでもない感じが。


最初の思わくを越えて
思ってもみなかった変なところに
たどり着いたのがとても嬉しい。