しかしあれだ、「弱い紐帯」とか「ゆるいつながり」とか言われるわりには、体育会系的なノリや共同体の方が多い気がする。求心力はあるもんなあ、体育会系の感じって。といっても、いま「体育会系のノリ」という言葉で示そうとしている感じって、タテ社会、上下関係、ピラミッド型の組織というよりは、共同体を構成する人々の関係の仕方としてはフラット志向なんだけど、中心になるミッションへの「忠誠度」で動いている感じというか。あーいやまあこういうのは、共同体=コミュニティではなくて、結社=アソシエーションだから、そういうもんなのか。そうだな、そういうもんだな。結社っていうのは。なんらかの目的を共有してそれを集団で達成するための組織なんだから。とはいえ、なんにしろ、「弱い紐帯」とか「ゆるいつながり」とか言われる反面、なにかしらを「集団で達成する」ことを求める気持ちもそれ以上に多いんだなあとは思う。いや、もともと多いんだろうけど。それこそマンモスを集団で狩っていたような頃から。と書いてふと気になったので「マンモス 狩り」で検索してみる。なんというかな、集団でなにかひとつのことに取り組む、という行動の起源はどのへんなのかと。検索してみると、人は本当に集団でマンモス狩りしたんかいな?というページが出てきておもしろい。そうだよな、、たしかにリスクとコストが高すぎるよな、いくら集団とはいえマンモスなんてのを狩るのは。狩猟採集の時代は、(大)集団でなにかひとつのことに当たるというより、個々の成果を持ち寄る(そして分配)みたいなことだったのかしらな。集団行動の起源はいったいどのへんなのか。集団でなにかひとつのことに当たる、っていうのは、興味深い。まずなによりスケールメリットが出る。そして一体感もある。ふーむ。