CORNELIUS Live @ KOKO LONDON 23/05/2007
http://www.youtube.com/watch?v=92V3099wt5M
とてもかっこいいオープニング。


わからないことをわかっていることと
わかっていてわからないことと
ただわからないことと
どれがいちばん価値があるのかとか
わからないから「わからない」ことをするのか
「わからない」ために「わからない」ことをするのか
ただ「わからない」ことをするのか
どれがいちばん価値があるのかとかいうと
わかるわからないわかっているわかっていないではなくて
ものごとは常にわかるとわからないから溢れ出していて
それをいちいちぜんぶ拾おうとすることだけが
わかるわからないわかっているわかっていないではなくて
そこにあるものと起きていることが全てで
それを因果関係でいう原因と結果の結果だと思って
原因について考えたりするのはたぶん間違っている。
芸術はお金を払って何かを得るとか
そういう価値の交換ではなくて
みんながすでに関わってしまっているもので
起きたことは誰かに帰属したりするものではなく
それぞれがそれぞれにどうにかしないといけない。
価値観や感じ方は人それぞれとか
矛盾を避けるためだけのその場しのぎの他者への否定的理解が
相対主義のようなものとして堂々とまかり通っているけれど
人それぞれとかそういう問題ではなくて
まず自分に切れ目を入れないとどうにもならない。
かといって切れ目そのものや切れ目を入れてくれるようなものに
価値があるわけではなくて
強いて言えば
切れ目があればどんどん流れ出していくだろうし
切れ目から裏返すこともできるだろうし
そういう可能性そのものに価値がある。