朝9時ごろに川口君からメールがあって
メールが来た事はその時気付いたのだが
メールを見たのは11時くらいで
返信したのは12時半くらいだったように記憶していて
14時半に梅田に行くとメールを送って
その返信で14時半に天満ということで
天満なら梅田から歩けない事もない。
JRで行った方が楽そうだったので
JRの駅まで歩き大阪駅まで
新宮 一成 「ラカン精神分析

乳房の無限の力に向かうこのような貪欲が高まると、乳児の中には、ついに手に入らないものならばいっそそれを破壊してしまわなければならないという衝動が発生する。クラインはこの衝動を、嫉妬から区別して羨望と呼んだ。この羨望に突き動かされた乳児は、吸血鬼のように乳房を吸い出し、えぐり取りながら、幻想の中で乳房の中に侵入していく。彼はさらに尿による腐食と大便による爆破という攻撃を乳房の上に加え、乳房は無惨に崩壊してゆく。

昨日、フロに浸かりながら読んだ箇所。
このあたり急に少し位相がズレ出したように感じて
小説になりそうな気配すらあるがもちろん小説ではない。
と一般的にはされているし私もそう思う。
環状線に乗り換え天満まで一駅で
着いて駅の周りを少しうろついたのち川口君に
電話するとその周囲の音の感じからどうやら向かっているようで
駅の北側の商店街の入り口から現れ合流し
天神橋商店街をひたすら歩き回ったのだが
JR天満駅天神祭ギャルみこしの参加者募集のポスターが貼ってあって
16歳以上で体力に自信のある健康な女性なら
選考会に参加する資格がある。
ギャルと神輿を組み合わせたアイデアがいいなあと思いながら
天神橋商店街をひたすら歩き回ったのだが
なぜ歩き回っていたかというと
16時から開店する串カツ屋が開くまでの時間潰しであって
その間もなにやらはなしはいろいろしていたが忘れてしまって
なんとなく覚えているのはなにかのはなしをうまく描写できずに
だからなのか自分のはなしをしたいのかは分からないが
川口君の態度がものすごく冷たい時が何秒かあって
それが面白いと思ったことだけだが
高いけどおいしいメキシコだったかなんだったか忘れたが
そういう料理屋の前を通ったり
ごめんねJIROという洋食屋の前を通ったり
この先に本が積み上げてあるすごい古本屋があると
聞いたのは記憶しているが
それらしきところを通った記憶はない。
串カツ屋では
ビール中瓶1本
キャベツ
モツ煮込み
マグロ1本
ナス1本
ししとう2本
豚ロース2本
レンコン1本
ビール中瓶1本
白身魚の南蛮漬
を食べどういうはなしをしたかはほとんど忘れた。
こんどIMJのレーベルmeennaから出る
直嶋岳史:川口貴大:ユタカワサキ:
古池寿浩:竹内光輝:竹田大純:戸塚泰雄「タイトル未定」の
はなしをしたように思うがこのはなしはけっこういつもしている。
一昨日のアキビンオオケストラ100の時も米子君と三人でした。
これのボツテイクはIMJの鈴木さん曰くイライラするらしい。
右肘の皮が剥けてちょうど靴擦れのようになっていて
だからというとそういうわけでもないが
座れるところに移動するということでドトールに行き
川口君はブレンド(コーヒー)
私はこく等こく等ではなくいくらやってもきちんと変換してくれないが
黒さ等でもなく黒砂糖という意味での黒糖カフェオレというような名前の
上島珈琲の黒糖ミルク珈琲のようなものを注文してしばらくして受け取り
二階の窓際の席といっても窓ガラスには模様があって外はほとんど見えない。
そこでは主に吉村さんと平間君と一昨日のアキビンオオケストラ100と音楽の瞬発力と
5分間とにかく最大のテンションというと正確にニュアンスを表しきれないが
そういうものを放出するだけのバンドをやりたいというはなしなどをして
アキビンオオケストラ100は80人くらいは集まっていたようだ。
やっぱりあの大人数を統率するのは難しく1時間くらいのリハーサルでは
秩序が生まれる訳も無いがそういうワークショップみたいな感じで
みんな楽しんでいたようには見えたし私も非常に楽しんだが
純粋なお客さんは戸惑ったかもしれないしそうでもないのかもしれない。
1時間くらいのリハーサルではアキビンオオケストラで使われている
アキビンの基本的な技とどういうことをやるかの確認をして
本番前に進行表のようなものが貼り出されていて
最初はビンを置いたり持ち上げたりして音を出して
次に簡単なリズムを吹いて
次にビンの底を擦り合わせながら高い音を吹ける人は吹いて
高い音を出すのが難しいらしいのだがけっこう吹ける人がいて
次に円状に並んで隣りから隣へ音をリレーするように吹いていくやつで
次に二列に並んで隣りから隣へ音をリレーするように吹いていくやつで
最後は自由に吹く
というようになっていたが実際は多少前後していた。
最初のビンを置いたり持ち上げたりして音を出すところで
6本くらいのビンをヘビのように並べて
頭のビンの前にお尻のビンを持ってきて置いて
を繰り返してニョロニョロと移動させることに夢中になっていて
ある人が帽子を脱ぐという合図を見ることを忘れていて
そういう合図があったこともいま思い出したくらいで
いつのまにか次のパートに移っていた。
円状に並んで隣りから隣へ音をリレーするように吹いていくやつと
二列に並んで隣りから隣へ音をリレーするように吹いていくやつで
興味深かったのはみんなが音のリレーする様を凝視していたことで
いまどのあたりかいつ自分に回ってくるかが気になってしょうがない。
リハの時も思ったことだが
技もなにも説明なしにいきなり自由にやってみたら
最初はただ吹くだけだったのが誰かが技を発見してそれが伝播していく様子とか
いくつかの複数の秩序が生まれたり合流したり消えたりする様子などが
見られて面白いかもしれないということで
今回は最初にいくつかの技を教えていたのであまりそういうことはなかった。
客として遊びに来てくれていたたぐっさんが自由パートになって
せっかくだからとビンを渡すとビンを耳に当ててビンを介して音を聴いたりしていて
私もそれをマネしてしばらくそうしたりしていてそれからさらにしばらくすると
いつのまにかみんな耳にビンを当てだして伝播した!と興奮したのだが
川口君に聞くところによると最後の方で江崎さんがそういう指示というか
こういう風にすると面白いよというジェスチャーをしていたらしい。
川口君の意見としては大人数のアキビン奏者を
完全に江崎さんの指揮の元に統率された演奏をするか
まったく何もせずに自然に何かが発生するに任せるかの
どちらかの方が面白かったのではないかということだが
私としては
まったく何もせずに自然に何かが発生するのを見たいと
今回参加してみて思った。