東京に行っているあいだのことで書き忘れたこと。


東京では5/3、4を吉村さんのお宅に
お邪魔したのを除けば
ずっと中野の友人宅に泊まっていて
最初の方の夜中は
働くおっさん人形の福田さんの回の録画を見て
嘘というにもあまりにしょうもない言動を笑ったり
働くおっさん劇場の浅見さん登場の回の録画を見て
野見さんとのケンカやその挙動に恐れ戦いたり
またラーメンズのDVDを見たりしていたのだが
後半になるとドカポンなんとかという
人生ゲームとRPGを足したような
プレイステーションのゲームを
徹夜で朝の7時までやったりしていた。
あと、5月5日の百音の集まりの後、
一旦荷物を吉村さん宅に取りに帰って
駅で米子君と合流、吉村さんと別れた後
高円寺の商店街をうろうろし
偶然目にとまったカウンターだけの餃子屋さんに入って
米子君はラーメンとギョウザ、ビールを頼み
私はもつ丼とギョウザを頼んだのだが
ラーメンが出てくるのが遅いと思いきや
どうやら炊飯器のスイッチを入れ忘れていたらしく
店の親父とおかみさんの短い口論の後、
炊飯器のスイッチを入れ忘れたから
もつ丼は間に合わないと告げられ、
一体何に間に合わないのか分からなかったが、
(米子君のラーメンと同じタイミングで出せないということか)
特にもつ丼にこだわっているわけではないので
ラーメンに変更する。
しばらくして出てきたラーメンが
とんこつでもなくしょうゆでもなく
みそでもなくしおでもない
何味かよく分からないただ塩辛いだけの代物で
よっぽどのことがなければ食べ物を
残さないようにしているのだが
どうにも無理だったのでかなり残した。
ギョウザは何の変哲もないギョウザだった。
まずいラーメンと何の変哲もないギョウザを食べながら
米子君といろいろややこしいはなしをする。
行為することでくっついてくる何かについて、
吉村さんが演奏家であり音楽家であることについて、
人間はどこまでの、また何をできるのかについて、
嫌いなものから物事を考えることについて、
などなど。
今回の東京行きで一番良かったのはひょっとして
行きのバスやライブの合間の遊んでいる時間なんかに
米子君といろいろなはなしをしたことではないだろうか。
吉村さんのイベントでのもろもろの体験ももちろん有意義だったし、
平間君、直嶋君、シオウマのみなさん、井上君、金子君、山口君などなど
いろんな人と出会えたことももちろん有意義だったし、
ブレッツのセッションや山崎さんに聞いたはなしも有意義だったが、
どうやらこれが一番大きいような気がしている。
大阪でいつもダラダラとはなしをしているにも関わらず。
やっていることや考えていることは同じだったり違ったりいろいろだが
とにかくはなしがいろんな方向に勝手に進んで行くのが面白い。
おそらく、目指しているもの(というとあまりに固定的で
面白くなくてどちらかというと興味の方向というべきか)は
かなり近いのではないかと思う。
その後、駅で分かれ私は中野に米子君は三軒茶屋へ。
一旦友人宅に帰りパソコンを持ってインターネットカフェに行くも
回線不調のためインターネットが繋がらないとのことで引き返す。
5月8日の巣鴨でのことも少し書き忘れていて
赤パンなるものがいろんな店で売っていて
赤い下着を着けるとなにか健康だかなんだかに良いらしく
通りを歩いていてもかなりの頻度で目に付いた。
こうしていろんなことを記憶を辿りながら書いていると
「ぜんぶ」を書くことは絶対に不可能であることが
身を持って感じられてとても面白い。
「ぜんぶ」を書くことが不可能であることは
「ぜんぶ」を知覚認識できないことに
繋がっているような気もする。