S氏の質問への返答


確かにここ何年かいわゆる「インプロビゼーション」または「即興」
と呼ばれる音楽をよく聴いてはいるんですが
(といってもほとんどは、質感を演奏するという最近の流れのものばかりです)
インプロビゼーション」という方法論そのものや、
音楽のスタイルとしての側面(弱音、無音、などなど)にはほとんど関心が無くて、
多くの第一線のインプロヴァイザーがそうであるように
(なにもインプロヴァイザーに限ったことではないけれど)
常に前に進みつづけようとする姿勢に惹かれています。


よく分からないものを求める姿勢というか。


誰でもそうだとは思うんですが
どんな音楽の形であっても
自分にとって新鮮なもの、よく分からないもの
を聴きたいと強く思ってます。


あとは
ギュンターやメールコップなんかに代表されるような静かな電子音響と
エレクトロニクスを使った最近の即興がとても近くなってきていることなんかも
インプロビゼーション」を聴いている理由のひとつだと思います。