・音数や音量が少ないこと、について考えてみる。


電子音響やインプロビゼーションには
極端に音数や音量の少ない音楽をやる人達がいるけれど
この傾向は「音の細部をじっくり聴く」ための
方法のひとつとして生まれた、という側面があると思っている。


人がリアルタイムで処理できる情報量は限られているので
音数が減ればその分ひとつひとつの音をじっくり聴けるようになるし
音量が小さくなればそれだけ能動的に音を聴くようになる。


といっても、「音の細部をじっくり聴く」ための方法は
そういうアプローチしかないかというとそうでもなくて
結局はバランスが重要なのだと思う。

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