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1/25
samuraijazzの米子さんをゲストに迎えた
新体制でのotosora初セッション。


米子さんはトロンボーン、ハードウェアのサンプラー
マイク、コンタクトマイク、などなど。


表現の幅広さと一瞬の閃きに驚く。


大谷君はベースに繋ぐエフェクターの配列を変え
新たな表現を手にした模様。


僕も過剰なプロセシングをやめて
シンプルにしたらとてもうまくいった。


面白い事になりそうだ。


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2/15

コンピューターフィードバックを
スーパーコライダーのパッチで操る
mitu君とのセッション。


操る、とはいってもコンピューター内部で
音に手を加えているわけではなく
フィードバックの状態を見ているだけらしい。


スピーカーフィードバック+コンピューター
コンピューター+コンピューター
コンタクトマイク+コンピューター
の3セットを録音。


それぞれに面白いが後で聴き返して面白かったのは
スピーカーフィードバック+コンピューターだった。
自分の意図を超えた音が出ているような気がする。
コンピューターは自分で考えた範囲でしか出来事は起こらない。
そして人一人が考えられる範囲は恐ろしく狭い。


mitu君の演奏に関して。
あらかじめ出来ることが限られている中での演奏
という困難なことをやっているわけだけど
限られているからこその豊かさ、
という領域にはまだ至っていないようだ。
なにか限られている範囲のそのまた狭い部分での演奏のような気がした。
音の素材(持ちネタ)を増やす、
という考え方ではやりづらいかもしれないけど
その限られた範囲内での微細な変化をフルに表現する、
という考え方ならさらに可能性が広がるかもしれない。
持ちネタをモジュール的に繋いでいくのとは逆の演奏というか。


とはいえ3セットの演奏の中で
限られているからこその豊かさ
の片鱗を垣間見ることはできた。
これからがとても楽しみだし、また是非一緒に演奏したい。


こんな偉そうなことを言っている僕自身は手法や機材などの
外的要因で出音が限定されているわけではないので
その難しさには直面していないのだけれど。。
むしろ自分でいかに限定していくかだったりする。


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2/21

samuraijazzの米子さんをゲストに迎えた
新体制でのotosora2回目のセッション。


米子さんの機材は前回と同じだが
前回の僕と米子さんが同じような音を出している
という反省を踏まえて、主に管の響きに焦点を当てるとのこと。


このアプローチは非常に効果的で
大谷君の6弦ベース(バリトンギター?)による
叙情的なフレーズとの絡みは絶品だった。


あと僕が提案した
大谷君のコルネットと米子さんのトロンボーンによる
管+管のゆらぎ+僕の電子音
という試みも非常に興味深い結果を得た。
今までのotosoraには無かった「緊張感」が出ていたように思う。


2人はあまりしっくりきていなかったようだが。


ブラッシュアップしていけば絶対面白いはず。


最近購入したコンタクトマイクも大活躍した。
以前ほど詰め込んだプロセシングをしなくなったので
シンプルで抜けの良い演奏ができているように思う。
これからはもっと音を少なくして一音一音にこだわるべきだ。