相手の話を聞いていないという状態には、そもそも音声として聞こえていない・注意を向けていないという状態と、音声として聞こえているが意味として聞こえていない・注意を向けていないという状態と、音声として聞いていて言葉の意味も理解しているが全て自分中心で聞いているという状態の、3つがあるように思う。独特なのは3つ目の状態で、相手が何を言わんとしているかには興味がないのか、相手の話を全て自分の解釈で聞いていたり、自分の連想で先取りしたりしてしまうので、話は聞いているが全て「自分の話」にしてしまって「相手の話」としては聞いていない。おそらく、相手の話へ自分がどう反応するかにだけ注意を向けるととこうなるので、相手の話を相手が言わんとする通りに聞こうとしてみる、相手の話を内容は変えずに言い換えてみる、相手の言うことが分からなければ質問してみる、などの練習をすれば、また変わってくると思われる。