憲法関係の本をちょっと読みはじめて思ったのだが、わたしたち、すくなくともわたしは、「国家」というものがなんなのかよく分かってなくて、なんというか「でかいムラ」っぽい感じでイメージしていて、それゆえ憲法についてもよく分かってない感じがする。調べるとほうほうと分かるけど、調べないままなんとなくのイメージだけだと「憲法ってムラの掟みたいなものでしょ」と思ってしまいそうだ。そう思ってしまう感覚には「国家の権力を国民が縛る」という視点はなくて、国家の権力と国民とが同時に憲法に縛られるというのもなんとなく納得してしまいそうな感じがある。憲法が何かの前に国家が何かも調べないといけない。あと、自分たちがつくった憲法草案に「第百二条 全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。」という条文を新たに入れた自民党のひとたちが、これを入れた場合の立憲主義との兼ね合いをどう考えているのか気になる。立憲主義で検索したらこのページが出てきて、ほうほうと思いつつ読み・動画を見た。http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002857.php あとは、思いつきだけれども、国家のメリットのようなものとして、「統治」について国家という抽象的な第三者を通じて行うことで、具体的な統治者と披統治者のあいだに角が立たない、みたいなことがあるかと思うけれど、統治すること・統治されることという関係がまずくなってきてるというか、統治者への信頼がない状態でも統治者は統治しないといけなくて、それがなんかややこしいというか、そういう問題があるような気がする。いわゆる、「エリート(あるいはリーダー)」に対して、わたしたちがどう接するかという問題と似ている。