月曜日の朝、神戸空港から長崎空港まで飛行機で移動してそのあと車で帰宅し夕方まで仕事。17時過ぎに家を出てちょっとだけばあちゃんのいる施設に寄る。さきほど嘔吐があり横になって休んでいるとのことで、私は長いことはおられんので母に電話し様子を見に来てくれるよう頼む。18時ごろ出発し19時ちょっと過ぎにパハプスギャラリーに到着。最初まちがえて玉屋の駐車場に入ってしまい玉屋閉店後に出られるのかどうかなんかよく分からないので、いったん出てすぐ向かいにも駐車場があったのでそこに停める。この日は、パハプスギャラリーにて7月15日から21日までやっている「ちえちひろ展」のトークイベントで、パハプスギャラリー北島さん進行で、ちえちひろ姉妹と三迫太郎さんというグラフィックデザイナーの方とのトーク。トートと飲み物とクッキーがもらえた。質問コーナーがあれば質問しようと思っていたようなことがトーク中の「ちえちひろから太郎さんに聞いてみたいこと」として出てきたので、ほうほうと思いながら聞いた。ちえさんはロンドン、ちひろさんは佐賀、三迫太郎さんは福岡を拠点にしているけれども、いわゆる中心(東京とか?)から離れたところを拠点に活動することについて。ロンドンはまあまあ中心のような気もするけれど、日本からは遠く離れている。どんなお答えやったかな・・。はっきりとは思い出せない。ひとによっては、中心から距離を置いていた方がやりやすいこともあると思う。必要がある時は出かけていけばいいし。とはいえ、どこが中心かは相対的なものでもあり、世界でいえば、は知らんけど、日本でいえばやはり東京が中心だろうし、九州でいえばやはり福岡が中心(のひとつ)だろうし、佐賀でいえば佐賀市が中心(のひとつ)だろうし、嬉野市でいえば温泉のある(旧)嬉野町あたりが中心であるだろう。自分の拠点として合った・やりやすい規模の「まち」というのはありそうな。トークの最後らへん、まず最初に(身体的に楽しい、やったかな)「これは!」という線が引けて、次にそれが「これは!」という絵なりなんなりになり、次にそれが集まって「これは!」という展示になり、さらに次に「これは!」という人に出会える、というサイクルの話に、なるほどなと思う。まずはとにかく一本の「線」からなんだなーと。おもしろい。好きなマンガの話やら、ちえさんがロンドンの学校に行こうと思ったきっかけやら、向こうの学校の話やら、今後の行き先やら、おもしろい話はたくさんあったが、細かいことははっきり思い出せない。気軽に絵を生活に取り入れてみてほしいということで、非常に格安に設定された、小さくもなく大きくもないサイズの、ちえさん作の額付き原画とちひろさん作の「家」のジンを購入。最近いわゆる「作品」というものをちょっと買うようになって、買ったのならば今度はそれをどうするかというか、自分だけで独り占めするのではなくて、どう生かしていくのがいいかなと考えてみる。松浦弥太郎氏が「センス入門」(この書名、これはこれでいいとは思うけど、「センス」「入門」という、その言い方・言葉の選び方の感じになんか微妙にひっかかりがあったりもする)で、そういうこと、作品を買ったら次にそれをどうするかというような、を書いていて、なるほどと思った。