最近の買い物


・MUSICGUITAR / MUSICGUITAR (commune-disc)

john cage / the complete string quartets vol.2 (mode)


高橋源一郎 / 君が代は千代に八千代に (文春文庫)

青木淳悟 / 四十日と四十四夜のメルヘン (新潮社)

3/25


谷町6丁目のGallery Kaiにて「津田直 / 眠りの先」展を鑑賞。
ギャラリーの方と津田作品の(大きな意味での)多様性と
写真の時間についての話などする。
津田が少しだけ時間と場所のずれた写真を2枚、多い時には4枚並べる
ということの意味というか必然性が見えてきた。
ファイルされていた昔の展示に寄せられた誰か(名前は覚えていない)の言葉
「津田にとって(時間の感覚が)写真では遅いが映像では早すぎる」
がとても印象深い。


あと、作品のフレームのガラスに映りこむ自分がとても気になる。
みんなこの現象をどう捉えているのだろうか。
無いものとして見ているのか。
視覚にはピントというものがあるけれど
聴覚ほどマスキングというか
フィルターをかけることは出来ない気がする。


3/26


川口君と須磨海岸へ録音に出かける。
風が強いが天気もよくとても気分がいい。


川口君はDATと各種マイク、メトロノーム
僕はテープレコーダーとコンピューターで、
同じ場所で録ったりそれぞれ別で録ったり。


僕は30分テープ2本分、計15分の4セット録音したがどれも面白い。
波とメトロノームとコンピューターと繋がれた船の軋む音と
ときどき通る海の暴走族という趣のジェットスキーの音が
同じ場所で聴こえるということはよく分からない感じでとても良い。
歩道橋で録ったのもその場では気付かないが、後で聴いてみると
信号でコントロールされる車の流れが音から感じられて面白かった。


海岸に面したお洒落なカフェにて長時間ややこしい話もする。
とりあえずの結論としては
僕のいま考えていることを突き詰めると
少なくとも僕自身は音楽をやってはいけないことになる、ということと
なんでもなくてどうでもいいものをお互いに作ろうとしていること、
過程や目的がどうであれ自分が面白いと思ってやるのが大事だということ、
だろうか。