ドラモリでトイレットペーパーとティッシュペーパーを買う人たちを見かける。NHKのニュースでトイレットペーパー品薄はデマだと報じていたが、テレビを見ていないのか、テレビを信じないのか。ドラッグストアも、「トイレットペーパー品薄はデマですので、急がず慌てずいつものペースでご購入ください」とでも貼り出せば、なんか褒められそうなものだけど。情報リテラシーがどうとかいうのは置いておいて、不安だけど調べ方が分からない人はファクトチェックイニシアティブのサイトをチェックしておけば良かろう。真偽不明な情報について、感情のみで判断するクセがついている人、真偽って何?という人はどうしようもないけども。

ニセ医学とか疑似科学ベースの健康志向にありがちだけど、科学にも分からないことがあるという理由で、科学的であることを放棄すると、すべてが「個人の見解です」のなんでもあり状態になってしまって、誰の得にも、人類の進歩にも貢献しないのに、今まで積み重ねられた科学の土台で生きていながら、自分の信じたい言説のために、科学的であることを放棄してしまうのは、どんな心持ちなのだろうか。