「安易に投票率を上げるだけの行動がその後の社会にいい影響を及ぼすとはとても思えない」 という意見をとある本屋さんのSNSアカウントで目にして、ざっと要約すると『一人一人の意思と行動が世の中を変えるのであって、いわゆる「選挙」や「投票」という政治の仕組みだけに囚われてはいけない』というようなお話。

 

お祭り的に投票に行くんじゃなくて、日々考えておけ、ということなんだろうと解釈するが、それならなおさら、「投票率上げよう運動」に文句を言う必要はない。

 

「政治について自分で考える人が増えること」と「投票率が上がること」はどちらかを上げたらどちらかが下がるような関係ではないので、どちらも目指せば良い。

 

「お祭り的に投票に行くこと」が気に入らないなら、「投票率上げよう運動」に文句を言うのではなくて、「お祭り的に投票に行くこと」に文句を言うべきだろう。まあ、「お祭り的に投票に行くこと」がなぜ問題なのか、説明する必要があるが。